◆◆◆ 624 ★ アルバイトが決まる ◆◆◆

2006.1.27

長年探していたバイトが決定する。

もう、6ヶ月ぐらい探していたから、アタシも随分と折れなかったものだと思う。

時給850円とか、790円に非採用になったおかげで、もっとヨイ条件の所が見つかったということになり、落ちた事は、吉に転じたということである。

自分の才能が生かせるとか、必要とされている場所で働けるとか、もっと力を伸ばせるとか、イロイロな働き場所があるということに他ならない。

まあ、まだ多少の余裕があるとか、臨時の仕事が入って、生き延びたとか、そういう理由もある。

絵などが上手くなってきたので、絵の売り込みをしようかなあというのも、アタマをかすめたが、全くムダに終わる可能性もあるし、結局は絵が荒れてしまうだけかもしれない。だから、あまり気が進まなかった。もう少し描き進めば、もっと高いギャラの仕事も来るはずだからである。

仕事というのは、あればヨイというものでもない。

私の絵というのは、好き嫌いのある絵であり、その好き嫌いというのは、商用として使える、使えないというのに近い。

絵が気に入ってくださって使ってくださるのであれば、それに越したことは無いが、万人に受ける絵を描けといわれても、それが難しいということである。

何でも器用に描けるイラストレーターという人たちもいるけど、自分の絵は描けないという場合もある。どちらがよいのかは解らない。

どんな仕事でも、安全にこなせる能力の方が、イラストレーターとしては大切なのかもしれない。

作家としては、それではダメだということは明白である。目指すべき場所は一つしかない。

絵は絵で、かなり見れるようにはなってきているが、自分的には、もう少し高い所を目指したい。

世の中には、絵が上手い人なんて、大量にいるのである。

そういう人の絵と並んでも、私の絵がポっと引き立つような作品になるまで、焦るべきではない。

やみくもに、絵を売りに出せばヨイということでもないし、営業ファイルを配ればヨイということでもない。

(ネットと、地元で)知名度を上げる活動と、自分の世界を築くために、絵を描き続けること。

その二点は続けながら、その他の活動は停止できる方が、作品の為にはヨイということである。

ナラヨシトモさんも、「市場に絵が品切れ状態になるように、絵を売りに出すのを控えている」

と(雑誌の手記で)話していた。

まあ、経済的に、絵を売らなくて済むのであれば、どんな作家であっても、売ったりはしないのである。

久しぶりに従妹に会う。

それは、もう、10年ぶりとか、そんな感じ。

彼女はグラフィックデザイナーとして独立し、結構稼いでいるみたい。

結婚しているけど、料理も作らないし(オットはゲームを作る仕事をしていて、帰ってこないという理由もある)子供もいないという生活。

仕事は楽しいと話していたけど、本当にそれでいいんだろうかと思う。

まあ、フリーでそんなに稼げているし、悩みが税金の節約という話なのであれば、それはある意味での成功であり、自己実現という意味では、アリだと思う。

この前会った、経営コンサルタントのTさんも、HOW TOは「夜中まで働く」

What For は、「家や車を買うため」

と話してくださった。

もっと、別な(大きな)WHAT FORを持っていたら、もっと会社を大きくできたかもしれないとも。

夜中まで働いて、家や車を買うという選択と、毎日家族で夕飯を食べ、お笑い番組やサスペンスを見るという生活の、どちらが幸せかは、人それぞれである。

お金というのは、その人のスケールについてくるものであり、もし、私に縁のあるものであれば、近々、きっと、ついてくるだろうと思う。

それは、自発的に集まってくるものであり、全ては作品次第ということになる。

もし、ついてこないのであれば、それは、作品が悪いからに他ならない。

運のせいにしてはいけない。

もちろん、運は、大切であるが、本当に作品が際立っていれば、価値の解る人は、見逃さない。運は、どこにでも、誰にでもある。

そこだけは間違いが無い。

であるからして、私は、いつでも安心して、絵を描き続けられる。

ホンモノになれば、必ず、絵は売れるという、現実を見ているからである。

今、絵が売れないのは、まだ力が足りないということに他ならない。

運のせいではないのである。

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