◆◆◆ 605 ★ 2006年新春特大号!600回記念-6 ◆◆◆

2006.1.1

この日の締めくくりは、どーしても書かなければならない。

宿では、三が日の宿泊客へのサービスとして、毎日、2階のラウンジで、ビンゴ大会というのが行われる。

1枚200円で参加できる。

アタシは、母親に1000円を出資させ、5枚のビンゴカードを買う。

もう、途中からの参加であり、一枚を早くもビンゴ、景品を選ぶ。

アタシは地酒にしようと思ったが、母が、「ドラエモンにするように」と指示を出すので、出資者には逆らえず、ドラエモンのぬいぐるみをゲット。(結構大きい。あとで理由を聞くと、ドラエモンには夢が詰まっているからだそう)

そうして、次が当たらないまま、最後の景品がなくなってしまう。

一個当たったので、まあヨシとしようと、帰ろうとすると、同行のオバサンに呼び止められる。

支配人「最後の景品として、こちらの女将が宿泊券をプレゼント致します。次の数字でビンゴになった方は前に出てください」

7人のビンゴ者が、宿泊券にエントリーする。

支配人「そっ、それでは、じゃんけんで、最後に残った方に差し上げます」

最初はグー、じゃんけんポイ

とグーを出す。

7人は4人になる。

そして、その次にまたグーを出す。

一人が脱落し、今度は3人になる。

そんでまた、グーを出す。

そうすると、オヤジと2人になる。アタシは、オヤジのことをチラリとみる。

二人とも、グーだけで勝ち上がってきた。

どーするよ。

アタシの脳裏には、「親に旅行をプレゼントする」という言葉が浮かんでくる。

リーマン時代はあんなに稼いでいたのに、親孝行のひとつもしないで、貧乏生活に突入してしまった近況。

ヨシ、勝つぜ。

気合を入れて、次の回へ。

オヤジもアタシもグーで引き分ける。

会場は静まり返り、二人の勝負を見つめる。

アタシは、もう一度オヤジを見る。

最後に、アタシは、チョキを出し、勝ちに来てパーを出したオヤジの裏をかいて勝利。

よっしゃー。

潔い勝負であった。

アタシは、旅行券を両親にプレゼントした。

しかも、その元手は、親が払っているという凄さ。

この場合、結局、母が出していたと言えなくも無い。笑。

まあいい。勝負に勝ったのはアタシだし、元旦から絶好調である。

今年は一昨年年末の、商店街のくじ引き1等2000円よりも、タナカヤで当たったサイフよりも、更に豪華な商品で華々しくスタート。

明るいぜ。

宿の屋上にある足湯コーナー。

ぼんやりしていると、満席だったりして驚く。

このほか、初夢に混じって2つの現代アート作品を考案。

アタシはやっぱり、こっちに進んでゆくのだと思った一日でもある。

初夢?

教えてあげません。

ロビー入り口のスペースには、正月のお神酒として、たる酒が無料で振舞われている。

ウチの父は、アタシの勝負よりも酒が大切な男で、もう、グダグダに酔っていたが、酒を飲むことは忘れない。

そうして、アタシも合流し、ビンゴ終了後に流れてきた人々とたる酒で祝杯を上げる。(→当然に知らない人)

客「イヤー。運のイイ人もいるもんですねぇ」

オジャラ「そうなんです。アタシ、運がとってもイイんです。パリ旅行も当たったことあるんですよ」

客「一人の人がそんなにもらっちゃうから、こっちに回ってこないんだよなあ。ガハハ」

オジャラ「嫌だなあ。そんなことありませんよぉ。アタシの運を分けてあげますからね。きっとイイことありますって」といって、オヤジの肩をポンと触る。

オジャラ「触るとね、運が伝わって、そっちに流れてゆきますからね。」

そうすると、周りにいる人が、自分にも分けてほしいと申し出てくる。

アタシは、推定7人くらいの人の肩をポンボンと叩き、運を分けてあげた。

皆さん、大爆笑のニコニコ。

運を分けるというのは、ホントウに安上がりだぜ。アナタは、自分の運が減ってしまうと思うかもしれない。運のイイ人は、そうは思わない。運を分けると、私の運は減らずに、倍増すると考える。分ければ分けるほど、運はどんどんと増えるので、よくなってゆくのである。

ちょっと前は、電話回線で、最近は、ネットでも運を配布中。本当。

アタシは随分前から、運を分けてあげるという活動をしているけど、これって、現代アート的感覚だよなあと、冷静に分析。

アタシから運を分けてもらった人は、アタシのコトを忘れない。笑。創作活動から離れた、記憶に残る作品ってことで。

2006年に、正式に作品として発表しよう。

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