◆◆◆ 559 ★ いよいよ個展スタートしました ◆◆◆

2005.11.23

1時ピッタリまで、展示作業が続く。

今回からは、外のフェンスなどにも展示をすることにしたため、一気に展示数が増える。

来た人は首が疲れるだろう。

ギャラリーなんかのイロイロな展覧会を見るけど、点数がもっと、凝縮されているよなあ。

アタシも、厳選するべきなんだと思う。

そういう、取捨選択もまだできていない。

でもまあ、作った作品が並ぶと、良い絵と悪い絵、売れる絵と売れない絵がハッキリと解り、自分の為には良いと思う。

そういう、自分の絵の足りないところを自分で気づいて、上に上げてゆくことでしか、絵を成長させることはできない。

自分の作品に満足してはいけないのである。

特に、大きい額に入れたドローイングはひどかった。

もっとイイ作品もあったのになあ。

正確には、使う画材の問題なのである。

ボールペンだったら、もっと上手く描けるのに、ガラスペンになったので、絵が前のより落ちているのだ。

だからといって、上手く描けるボールペンには戻れない。

ガラスペンで上手く描ける様になるまで、練習を重ねたい。

そういう、描画の緊張感や、インクのボタリの偶然性、滲みや線のコンビネーション、そんなことを考えながら、私にしか描けない絵を目指す。

そういう毎日である。

絵を展示したので、そのことを冷静に受け止めることができた。

この絵は、どちらも売れることもないだろう。

もう少し頑張らないと。

1時に、読売あだちのKさんが訪ねてくださる。

11/4日に記事に掲載されたので、どなたか、来てくださる人がいるかと考えて、様子を見に来てくださったのだ。

オ「まあ、いつもこんなもんよ。だから、誰も来ない時間には、作品の整理なんかを進めて、足りないところを考える時間に当てているのよね。」

K「でも、こんなに絵が沢山あるのですから、(わが社の新聞の情報配信の力で)もっと何か(多くの方に知っていただくことが)できないかなと考えています。」

Kさんは、アタシが絵を描いている写真などを撮影して、ネット記事でもご紹介します。と言ってくださった。

ご掲載ありがとうございました。

夕方に、一人、八百屋さんからチラシをもらったという方が来てくださる。

そうして、私も絵を描いていたんだけど、今は辞めているんです。また、はじめますと言って帰っていった。

絵を描いている時間というのは、人生の至福の時間である。

そういう楽しみを、多くの方に知っていただけるといいなと思う。

油彩の展示が終了したあとに、今度は、ドローイングの整理。

エディションをつけ、ノートに記録。その後、ファイルする作品、捨てる作品、チャリティーに出す作品なんかを選り分ける。

これが終わらないと、カレンダーの刷りができないのよ。

ファイルのビニールは、いくら買ってもすぐに足りなくなってしまう。

ファイルの方法を変えないとなあ。

そういえば、昨日、アトリエを訪ねてくださったかたがいらっしゃった。

アタシは、目黒雅叙園だったので、お会いすることが出来なかった。

なんでも、たまたま東京にお越しの方だったらしい。

アポいただければ、行事をキャンセルすることもできたし、もしくは、無駄に来ていただくこともなかったのに残念である。

なかなか、恐くて、勇気がいるのだそうだ。

なるほどぉ。

画家というのは、絵を見てもらうというのも仕事なので、あまり気にしないで、遊びに来てください。

ご予約頂ける方が、私も調整しやすいのです。展覧会は逃げませんので、空いた時間に行くように調整可能ですから。

どうぞ、よろしくお願いします。