◆◆◆ 530 ★ 銅版画のお教室 ◆◆◆

2005.10.18

午後から、銅版画のお教室に行く。

先週描いた作品は、結局そのまま、また腐食液に入れられて継続腐食。

失敗した版をビュランで加筆して、疲れると、完成した版を一枚刷り上げる。

今日のお教室はこれで終わり。

新しい2枚の銅板にグランドを乗せ、何らかの作品を作ろうという気持ち。

銅板画は、あまりよくならない。

帰りに、神保町のギャラリーで、気の利いた銅版画展というが開催されているというので、みんなで流れてみる。

チェコの版画家さんたちの版画で、ウッヒョーという内容。

さすが筋の筋という展覧会であった。

どの方の作品も独自の世界が広がり、これが銅版画だっ。みたいな説得力。

「これが銅版画だっ」

というのは、他の技法では作れないマチエールという意味である。

やはり、生きた作品を見るというのが、一番勉強になる。

オジャラよ。この作品は何なんだ?

みたいなね。

アタシの版画が売れる日は遠い。(→しかしながら、恐るべきことに、版画は売れることがある。汗。安いからだろう。うん。)

そういえば、この前、版画科大学院一年生展というのをやっていて見てみたけど、版画科系の人の作品って、なんだかみんな似ているよねぇ。

あの傾向っつーのは一体何処から来るものなのかなあ?

「あの人の作品が有名で、売れているからパクってみよう」的話なんだろうか?

そういうことでもない類似なんだよね。汗。

まあいいか。人の絵のことなどどうでも良い。

オジャラよ。新作の一枚でもアップしたらどーなんだよっ。

だよねーっ。(あることはあるけど、スキャナーまで持ってくるのが面倒なんだよね。)

今日は、アートイベントのスタッフが、区役所の人や、商店街の人、町雑誌の人を招いて、パネルディスカッションが行われた。

でもまあ、パッとしない内容だった。

具体的な話が、目に見えないからだよねぇ。

まあいいか。

そんなことより、自分の絵を描けということなのだろう。

それぞれの利害関係は、ビミョーに重なっていて、どの人たちも、仲が悪い。

みたいなね。

それぞれの団体に力があるんだけど、仲がイマイチ悪くて、効果が出し切れていない。

個人的な感想はそんなところ。もっと仲良くやれば、もっと効果があげられるはずなんだけどね。自分が音頭とりする話でもない。みんなそういう気持なんだろうなあ。アタシもそうだもんねぇ。爆。

そうして、千住という街は、いつまでたっても変わらないところが良いんだろうと思う。

アタシは、帰国して、あとりえを千住に構て、個展を開くので、街の情報館というところにチラシを置いてもらおうと思ったけど、断られた話や、区役所の広報やら、街の情報紙、町雑誌それぞれに掲載依頼を出したけど、誰も協力してくれなかった話。

そんな実態の中、皆さん、「アーティストを支援するすると言って、一体何を支援してくれるんだか、不安で仕方がない」と文句を言う。

金など出してくれなくていいから、区役所に個展のポスターを貼らせてもらい、ポスターはムリでも、チラシを置かせてくれる場所があれば、それだけで、私の個展のことを知り、足を運んでくれる人がいるかもしれないのにねえ。

まあいいか。個展のご案内入りカレンダーが1万ダウンロードあっても、展覧会には誰も来ないんだから、区役所に個展の案内を置かせてもらったって、きっと誰も来ないに違いない。

でもまあ、マルイの区役所ならあとりえまで徒歩5分だからね、地元で絵が好きな人なら、カレンダーダウンロードした北海道の人よりは、ずっと来てくれる可能性があるよなあ。

商店街代表の人は、「ポスター持って来てくれれば、ウチに貼ってあげるよ」と、帰り際、声を掛けてくださった。

いよいよ、二丁目進出、オメデトウっ。みたいな。汗。

個展に人が来なくても、英語補助教材のギャラが入れば、来年の絵の具代ぐらいは十分クリアできるからね。

そうしたら、もう、個展をやらないですむから、誰も来なくても、アタシもアタマにきたりもしない。

次の仕事が取れるように、とりあえず、全力で取り組むわ。