◆◆◆ 523 ★ 出版社の人が来る ◆◆◆

2005.10.13

 

この前の、小学校のライブイベントというのを見たという人からメールが来る。

何でも、出版プロデューサーなるお仕事らしい。

どんな仕事なのかよく解らないけど、絵を見ていただくことにする。

そんでもって、紙芝居形式の補足教材の絵を描いて欲しいと頼まれる。

とりあえず、ご近所で仕事が取れると便利なので、お引き受けすることにする。

それにしたって、英語教材って、相変わらずだよなあ。(内容)

スペイン語の教材なんて、物凄い大アドベンチャーで、ドラマ仕立てだったけどね。

(田舎少年が、都会に出てくるストーリーで、だんだんと盗みの一派の犯罪に巻き込まれてゆくのよね。スペインならではの、恋多き場面、大声でモメた場合のケンカの仕方など盛りだくさん。)

描き始め。

とりあえず、19枚ほどの絵を描くという仕事で、一体どの画材が適しているのかを考える。

最初はカラーインクでと思ったけど、油彩の方が色がキレイなんだよね。

何枚か油彩で描いてみることにしよう。

などと思っていたら、額縁屋のオヤジが訪ねてきた。

そうして、雑談をしながらはなしていたら、7枚ほど描いてしまう。

はぁ。新記録樹立オメデトウ。

一枚出来上がってないけど、まあ他のはこんなもんかなあ。

それにしたって、岩山と鳥の対話の絵だからさー。絵に動きのつけようがないよね。たはは。

どーよ?

そうして、イラストの仕事というのは、その絵にどんなムリがあっても、描かねばならない仕事なんだと再認識。

今度の雑誌の表紙のテーマは、「CRMで培った情報資源の活用」だよ。

どんな絵なんだよっ。みたいな。はぁ。

この絵の他に2枚あるのよ。

額縁屋のオヤジは、この絵がどんどんと出来上がる様子を見て、「普通じゃない」と言い残し、去っていった。

とりあえず、ドローイングの感じも見たいので、2枚程描く。

アタシ的には油彩の勝利なんだけどね。

カラーインクの作品には、それはそれの良さがあるんだよね。

どちらも捨てがたいよなあ。

ドローイングは、どの紙に描くのか悩んだけど、結局頂き物の版画の裏にすることにした。

発色はキレイだし、画用紙を買う金が無いんだよね。(高級水彩紙はお高いのよ。完成した作品に、あんまり差が無いからね。)

どうせ売る作品ではないしね。

油彩を印刷物にするのは初めてなので、自分で撮影した作品が使えるのかどうかも心配だよねえ。

油彩の撮影って、結構難しいのよ。画面がピカピカと光っているからね、光が写真に入ると、印刷したときに、テカっちゃうんだよね。

三脚使って、少し照明などのスタジオセットも作らないとね。かといって、光を当てれば良いというものでもないし。

22日までに終えないとならないという仕事もあるんだよね。

今日は外出したいし。

間に合うんだろうか?

頑張ろう。

左は、この前、余り絵の具で描いた作品の上に、更に、余り絵の具で加筆。

余りモノのお菓子みたいなムードだよねえ。汗。

いつもヒマヒマなのに、忙しいときというのは、急に忙しくなるから不思議。