◆◆◆ 521 ★ 北斎マンガの模写、油彩 ◆◆◆

2005.10.8

ガーデンのイモムシ君は、順調に成長。シッポ付き。蛾らしいよ。

少し時間が出来たので、北斎マンガの模写でもしようと、本を開く。

どうしたら、こんな風に描けるようになるのか、全く検討がつかないぜ。

ドガは、この北斎マンガの構図を素に、踊り子に重ねたりして絵を描いたという記録が残っている。

そうだと思える絵もあるし、強引な押し付けだという解説もないわけでもない。

まあいい。

ドガは、絵の動きということについて、きちんと理解し、それを手に入れたということである。

ジェームスアンソールもそうなのだ。

画面を動かすというのは、技術的な要素が多いけど、意識して、練習を重ねた人だけが手に入れられる世界である。

マンガの人なんかは、根本的に動きのある表現を勉強するからね。ある意味で、結果には(優れた芸術作品と)あまり差が無いと感じることも多い。

ガーベラちゃんに加筆。

この前のアーティスティックマーケットで、炎天にさらしたため、少しひび割れてしまったからである。

外って、厳しいよなあ。

そんでもって、黄色いラインを引きなおし、コントラストを調整する。

これはこんなもんかなあ。

こちらも、少し加筆。

変な絵だよねえ。

でもまあ、写真のような絵であれば、誰にだって描けるようになる。

自分なりの作品に展開してゆくという作業は大切だと思う。

花弁の部分をもう少し黄緑に塗ろう。

それにしたって、実際の花を見ながら描いてこれだもんねえ。

どーいうことなんだろう??

しかも、イベント会場では、この絵が好きだと言ってきた人もいるから、世の中というのは奥深い。

確かにね、アタシも、この絵は、薔薇よりも数段好きなんだけどね。

いままで、この絵の良さが解ってくれる人はあまりいなかったということでもあるし、それなりの場所にいけば、わかってくれる人がいるというのも理解できてきた。

が、売れないんだよね。汗。

理由は、他の絵が選ばれる。

この絵よりも、もっと良い絵が並んでいるということに他ならず、それはそれで、まあいいかという気にもなる。

この絵も、炎天でひび割れ。

ブルーの部分がひび割れていた。もともとうす塗りだったからね。

やっぱ、3回位、完全に乾燥させたあとで塗り重ねないと、青とか黒、紫がひび割れるね。

下に、グリーンとか、茶なんかを塗っておけば、ひび割れても、全体的なトーンが気にならないということみたい。

もともとあんまり使わないんだけどね。

最近は、絵を少し引き締めたいので、濃い色も上手く使えるようになってきた。

それにしても、この女の子のフォルムはヨカッタよなあ。

この頃の作品は、サインが下手くそで、字が大きいのが特徴。大汗。