◆◆◆ 509 ★ 60号カンバスを張る-2 ◆◆◆

2005.9.22

まさか勘違いしている人はいないと思いますが、この絵はアタシが描いた作品ではありません。

ライブペインティング用の60号カンバスを張る。

一枚張ったら、二枚目は、何センチか足りないということが判明。

はぁ。

どーするよ。

カンバス布の在庫品を物色すると、見たことも無い絵が出てくる。

額縁屋のオヤジが閉店のときにくれたカンバスの中に混じっていたようだ。

どちらかというと、収集アイテム。(ヌードコレクター)→、アタシのコレクションは、もう少しマシだけどなあ。

そんなこんなで、このカンバスを縫い合わせ、一枚の大きいカンバスに仕立て直すことにする。(手縫い)

ライブペインティングの作品に、多くは期待していない。

もし期待しているとすれば、何枚描けるのかとか、そういう世界である。

アタシと出会う全員が、芸術のことが解らないと申し出、アタシも、答えるのが面倒になり、「芸術とは解らないところにある。」などと、もっともらしく答えることにしたからである。

残された道は、数なのかよっ。

同じ幅の花の絵も縫い付けて、ずいぶんとツギハギのカンバスを枠に張ってゆく。

自分で縫ったワリには悪くなかったと思う。

それにしたってさぁ、もう少しなんとかならなかったのかね。

エロならエロ、美少女なら美少女。みたいなね。

はぁ。捨てられてしまう絵というのが、世の中で一番ついていないぜ。

そうして、余ったペンキで一旦下塗りをし、昨日買ったジェッソという品を、更に上に塗り重ねる。

木・布・ハッポウスチロールなど、あらゆる品に塗れて、塗った面が耐水性になり、絵の具の発色を良くするとともに、絵の具そのものも少なくてもよくなると書いてある。

それにしても高かったよなあ。(→ジェッソ)100均の白ペンキでも十分だったように思えてきて、人生というのは切ない。

ペンキと、下塗り用ジェッソを塗ると、カンバスはこんな感じ。

ツギハギ部分は、絵に取り込んで、ムリのない作品に仕上げよう。

デモンストレーション用の絵の柄は、楠木を中心にした大道芸人の絵に決まる。

もう一枚をどうするのかを思案中。

得意の猫のシリーズで行くのか、七福神など、千住モチーフで、お客様に愛想を振りまくのか。

オジャラよ。七福神、描けるワケ?

ビミョーだよねぇ。

少し練習しないと、いきなりはムリだぜ。

もう一枚もこんな感じ。

気持ち的には油彩で描きたいんだけどね。

短時間で乾燥させたいので、今回はアクリル絵の具を採用。

帰ってから、油彩で塗り重ねてもいいしね。

こんなに大きい作品は、どうせ売れたりはしないのよ。

だからね、描いた後は、ずーっと外の乾燥棚に放置されるか、枠からはずされて、保管っつー話になってしまうわけ。

そういう絵の一つ一つがついていないよなあ。

足立区文化祭の出展確認のハガキが届く。

西新井まで、絵を持ち運んでいきたくないんだよね。

どうするのか考え中。