◆◆◆ 505 ★ プラート美術館・不忍画廊 ◆◆◆

2005.9.17

今日は、展覧会ツアーの日。

プラート美術館から、新宿エプサイトに流れ、隣の電子力の小さな体験コーナーに入る。

そのあと、ギュスターブモローを変更して不忍画廊の展覧会へ。

プラート美術館は、イタリアのマリア様大量で、心が癒された。

竜「どうして、イロイロな顔のマリア様があるのかしら」(→解説には、作者の奥さんに似ているとか、教祖さまの禁断の恋人に似ているなどと書かれている)

オジャラ「そりゃあさぁ、手近な所にいる美人を座らせて絵を描いてるから、身近な人に似るワケよね。」

竜「え?奥さんとかがマリアさまなの?」

オジャラ「モデルがいると、絵画制作がはかどるからね。絶対に座ってもらって、協力してもらっていたと思うよ。タダだしね。」

竜「なるほどぉ」

というように、ありもしない解説を力説するオジャラ。

オジャラがキュレーターになる日は遠い。

(合っているとは思うけどね、どこにも書いてないからね。たはは。このウソツキ野郎といわれても仕方ないけどさ)

ツアーの間中、アタシのメチャクチャな解説は止まらない。

おおっ、バラの花の上に雲。その上に、マリア様。

マリア様は、アーモンドを割ったような品の前に座って、純白の衣。

自分では昇天できないので、天使が、その、アーモンド状の品ごと、持ち上げている。

横には、本を持ったナントカとか、その横にはさらにナントカなどがおり、それぞれ意味があるらしい。

とりあえず、その筋の解説が充実していて、

「おおっ、天使が水撒いてるけど、なんだろう」

解説「雨を降らせている→豊饒を祈願」

なるほどぉ。

みたいな解りやすさ。

竜「ゲルビムちゃんは、三等級の天使なんだってよ?。一等級は、あの、受胎告知の天使なんだ。うんうん。」

オジャラ「おおっ。天使に階級があったのか。あるよねぇ。そっ、そんで、二等はぁぁぁぁっ???」

この筋の展覧会はアタリはずれが多いが、今回はアタリかもなあ。

テラコッタを素焼きしたレリーフ系のマリア像に、手彩した品は、ものすごくかわいくて、あーいうのを作りたいぜ。

と、また、石のヌードオブジェに引き続き、作りたいものが出現。

金が続かないぜ。

その後、新宿三井住友ビル内のエプサイトへ。

あそこは、タダだけど、いつも驚きの作品が展示されていて、損保ジャパンの日には必ず寄ることにしている。

(ちと離れているように見えるが、隣のビル)

今回のも、なかなかである。ついでに、その隣にあるペンタックスの写真のギャラリーもいつも冷やかすことにしている。

そうして、やっぱり、写真の人は大変だと再確認するのである。

みんなでお茶をしようと、ロイヤルホストへ。

そんでもって、今度のアーティスティックマーケットで「ライブペイントをする」という話になる。

「60号、一枚の予定でさ、とりあえず、2枚ぐらい描こうと思うんだけどね。」というと、全員が「2枚では足らない」といい始める。

タマ「やっぱ、4枚は必要だよ」

島「予備は要るね」

竜「2枚ってことはないと思う」

などと、口々に、カンバスが不足して、ライブペイントが早く終了してしまうことに対する不満を述べはじめる。

オジャラ「どーかなあ。別に早く終わってもいーじゃん。」

タマ「描いている所が見たい」

などと、無責任な発言多発。

しかしながら、世界の屋台が出るという話になると、「それは行きたい。」などとライブペインティングのサクラを希望するのであった。

オススメはインドラっしょ。皆さん、朝から何も食べずにくるらしい。日曜日は、売り切りゴメンで、さっさと屋台が閉まってしまうので、食い意地の秋系の方は、お早めにどうぞ。

食い意地は、芸術に勝る。

その後、当日、どんな絵を描くのかという話になる。

オジャラ「抽象画と、アフター・デュシャンでどーかなあと思ってるんだけどね。」(また便器)

タマ「千住の人には難しすぎる」

竜「ここは解りやすく、天使と、女と、猫だね」

などと、描くモチーフまで決められてしまう。

オジャラ「4コママンガ風にして、オチつけようか?」

というように、最終的には、笑いを取る案が採用。

ホントなの?

個人的には、アフターデュシャン三部作にしたいよなあ。