◆◆◆ 471 ★ 葉加瀬太郎・あさきゆめみし展・イラストレーターズ協会交流会 ◆◆◆

2005.8.20

日本橋ミツコシで、葉加瀬太郎展を見る。

アタシの絵に似ていたので、物凄く驚く。

はじめてみたワケだからさ、パクリということは絶対にありえないんだけど、これは、一体どういうことなんだろうか?

自然派生的な類似ということになる。

彼の絵もピカソの絵に似ているところがあり、影響を受けた上で、しかも、絵が下手だと同じような絵になってしまうということのようである。

何点かイイ絵もあった。

多くは、物凄い速さで描かれた作品群で、完成度はイマイチという気がした。

それでも、ハートに羽が生えた作品とか、天使とか(→これも、かなりかぶってるんだけどさ)かわいらしい作品も並んでいて、「ああ、いいなあ」というものはあった。

カンバスにリキテックスで描かれた肉筆の作品は、10号程度で70万円超え。

ヒロ・ヤマガタのリトグラフ500万円越えと比較すると、まあ、妥当な価格だと思う。

バッグだって70万する奴が売れに売れてしまう日本である。

アタシも70万円位の値をつけたほうが良いのだろうか?汗。

20万前後のリトグラフは結構な売れ具合で、買っている人はたぶん、音楽系のファンの人だと思われる。

20万円くらいなら、100万超えの作品の値段を知っている人は、安いと思うかもしれないからである。

その後、新宿のあさきゆめみし展へ。

大和和紀さんの原画が並んだ展覧会。

はいからさんが通る好きだったアタシには、懐かしい絵である。

それにしたって、何て美しい原画なんだろう。

色も美しいけど、細やかなフォルムの髪の表現や、幾重にも重ねられた、古代の服の文様は、気の遠くなるような作業だと思わされた。

図録があったら買いたかったけど、マンガを買えということのようだった。

やっぱ、プロの絵というのは、こうでなくてはイカンと思わされる。

源氏物語展では、お人形や宝塚の衣装なんかも展示されていたのだが、アタシにはどーでもイイというムード。

大和和紀圧勝。

葉加瀬太郎の絵のことなど、一辺も思い出さなかった。

絵というのは、そういうものだと思う。

そのあと、イラストレーターズ協会の交流会なる飲み会に参加。時間があったので、ストリートミュージシャンを何人か描く。

だいたい20分位の短いミニコンサートで、今度のライブのお知らせのチラシなんかを配っている。

ミュージシャンも大変である。

それでも、さすが歌舞伎町、新宿東口駅前だけの集客力で、派手なホーンが何本もいる演奏には黒山の人だかりである。

彼らは、だいたい、CDなんかも路上パフォーマンスで販売中。

自費出版本と比較すると、同じ路上販売にしたって、音が鳴るというだけで人が集まってくるよなあ。

交流会では、アーティストさんの作品ファィルなどを拝見する。

みなさん、力作揃いで、刺激を受けた。

筒染めという手法で布に絵を描いている方もいらっしゃり、今度ノリを持ってアトリエに遊びに来てくださるという話になる。

アタシも、自力ではなかなかスタートできないでいたので、心強い。

よろしくねーっ。

21日。

今日は、千住ほんちょう小学校の体育館で、小松亮太さんのチャリティーコンサートというのがあるので行ってくる。500円は破格だったと思う。

11月には、北千住マルイでもコンサートをやるのだそうで、その後全国をツアーで巡回。

金の取れる音楽とは、こういうものだろうという完成度である。

母校の体育館は冷房付き、プロジェクター付に変貌していて気絶しそう。

小学校の体育館だぜっ、おいっ。

肖像権とかあるから、勝手に描いたらマズイよなあと思いながら、きっと描くだろう。

音楽系とかのグラフィックデザインを作ってみたいよなあ。

バンドをやっている人というのは、絵とか、CDジャケットの製作なんかに困っている場合が多いのよ。

とりあえず、100円を寄付したら、コマツさんは(ご町内なので)アタシの顔を覚えていてくださって、ご挨拶。

すっかり有名になっちゃって、こちらにも気絶しそう。

腕一本でねえ。