◆◆◆ 449 ★ 日本イラストレーター協会入会審査合格、オメデトウ! ◆◆◆

2005.8.4

どこに顔を描くのかというのが、才能ということになるよねーっ。何処だと思う?

今日は、オットが出かけたいというので、ぐずくずしていたら、明日にしようなどという話になって、あとりえへ。

そうして、油彩を何枚か作る。

例の、放哉の連作である。

油彩で書を書いているので、物凄く下手なのだが、それはまあ仕方が無い。

描画の力は、飛躍的に向上しており、絵を描くスピードというのは、更に早くなっているというムード。

写真撮影し忘れちゃったよ。ゴメンね。

なんだかんだ、油彩で勝負したいと思っているワケだからね、イラストの作品よりも、こちらに力が入ってしまう。

それは、進むべき道なので仕方が無いのである。

ペン画を作成しているのは、油彩を作るときの構成能力や、描画の力をつけるための、基礎練のようなモノなのだ。

繰り返し行われる描画の鍛錬こそ、潔く、美しい油彩作品を作り上げるために必要だということである。(それは、日本画も同じ話。作品に、物凄い差がでてしまい、見る人が見ると、描画の力は歴然と結果に現れてくるということになる。)

天使のトルソ。

なぜかグレー。(色が余っていただけ)

とりあえず、自分の経歴に箔でもつけようと、日本イラストレーター協会に作品審査の依頼を出す。

会費を支払えば、実務経験が3年以上あれば、誰でも登録できるらしいんだけどね。(ノブちゃん説。加盟している人の人数を見ると、そんなことも無いと思う。)

まあ、これに登録しておくと、プロのイラストレーターという認定がなされたことになり、仕事を発注する方も、かなり安心ということのようである。

イラストの仕事がどのように受注されるのかといえば、だいたい、こういう、イラストレーターを登録している「バンク」のような場所に行き、「こんな感じのイラストを描ける人を探しています」

などと相談したり、作品ファィルを見たりして、★の数程いるイラストレーターの中から、一人が選ばれるのである。

であるからして、登録したからといって、仕事が来るということでもない。

この指標を何に使うのかといえば、もう少し営業能力の高い「バンク」なるところに売り込みに行くときに、箔をつけるのに使うということになる。

ここに登録されていれば、次のバンク登録もすんなりと行われるということである。

そうじゃないとね、断られるワケよ。

こちらも余り絵の具のため色はあまりキレイではない。

それでも、アクリル絵の具より、油絵の具の方がずっとキレイに塗れるということが解ってきた。

絵の具の力の差だよねーっ。

イラストの仕事というのは、華やかに見えるかもしれないが、実のところ、スポット的仕事が多い。

アタシのように、雑誌の表紙を2年も継続して続けられるというのは、物凄いラッキーな話であり、例外的である。

大体は、本や雑誌の表紙とか、カットなんかで、一回ポッキリということが多い。

要するに、絵の力だけで、一回ポッキリを何度も請け負える作品でないと、次の仕事が来ないということである。

毎月決まった仕事をして、定期的に収入があるという仕事ではないということだ。

これが、グラフィックデザインなら、定期的に、毎月2ページなどと割り振られ、コンスタントに収益につながるということもあると思う。

ここが、イラストと、グラフィックデザインの違う所なのだ。

アタシには、経験が圧倒的に不足しているので、先方は、本当に依頼している品質の作品を出してもらえるのかという不安がある。

協会などでプロのイラストレーターと認められていれば、「そんな変な作品は出してこないだろう」という暗黙の了解がある。

それは、「日本美術家協会会員」であれば、そんなに変な絵が出回ることは無いし、(美術品なので)安心という、買う側や、扱う側の安心感ということになる。

誰のために入るのかといえば、注文者の不安を払拭するためだということである。(アタシの場合、美術家協会は、まだムリなんだけどさ)

 

イガイガくん。

黄色は途中で無くなってしまう。

はぁ。

アート界の構造のスタディーは、かなり進んできている。

成功した画家は、画壇から離れるということは無い。

が、画壇だけではダメなのだ。

逆に、画壇から離れていたとしても、知名度を上げられる仕事に携われば、(出版や新聞、テレビなどのメディア)絵を売るということは可能である。

絵の販売は、知名度と比例しているということである。

露出を増やすために求められているのは、芸術性ではなく、商業にも転用できる作品力ということに他ならない。

が、画廊などに扱ってもらい、更に絵をコンスタントに販売するには、美術品になっておかないとダメということである。

買う側には、買う側の事情があるということである。

どっちにしても、プロ昇格したので、絵のお値段を値上げしよう。汗。相場という値段があるらしいんだよね。????ホントはそんなもん無いんだけどね。一応、目安というのを作ってくれているワケよ。いくらにするかなあ。