◆◆◆ 440 ★ 台風接近 ◆◆◆

2005.7.26

朝からザアザア雨が降っていた。

にもかかわらず、ゴミを捨てに早朝にアトリエへ。

それから、放哉の作品の構想などを練っていたのだが飽きてしまい、絵を描くことにする。

絵を描き始めるともう止めることができないのである。

とりあえず、何枚かを加筆し、棚に乗せる。

ある程度乾燥させないと、もう描き進めないということが解り、テーブルの上を掃除する。

描いても乾燥する場所が無いわけよ。

そんでもって、今月末に締め切りがある、カレンダーの絵という公募に何点か出そうと思い立ち、紙を準備する。

おおっ。捨てようと思っていた和紙の切れ端。

ピッタシだわあ。

とりあえず、それに、カラーインクでも使おうと思ったのだが、近くにクレヨンがあったので、クレヨンで描くことにする。

15枚ほどあったその紙は、結局クレヨンで全部描いてしまう。はぁ。

カラーインクはぁぁぁっ????

というように、予定通りにはゆかない。

7.27

今日は朝から丸い額縁が届くというので、出張っていたというのに結局額縁屋が来たのは午後3時であった。

昼過ぎに知人が訪ねて来てくださって、版画の話や、新しい版画を長期保存する箱などについて情報を交換する。

作品というのは作れば良いというモノでもなくて、それをどのように保存するのかとか、どのように販売するのかという話にも及ぶのである。

そうして、どのように収集をしているのかとか、版画をどのように楽しむのか。はたまた、最近話題の作家さんの話まで、時間はどんどんと過ぎてしまうのである。

やっぱこれって、グラフィックデザインだよなあ。汗。

2日連続でカメラを忘れてしまい、アタシは写真を撮影することが出来ないでいる。

買ったばかりなのになあ。

絵はどんどんとできているのだが、新作のクレヨン画をupすべきかどうか悩む。

まあいいか。所詮廃材に描いた作品よぉ。

抽象画は、いくらでも描ける。

何枚も描いているうちに、絵は安定しはじめる。

抽象というのは、面と面をどうつなげてゆくのかという話なので、あとは、色を何色にするのかということを考えれば良いのである。

色の部分については試行錯誤であり、ベージュやグレーに、反対色を並べてみたり、遠くから眺めては、全体の引き立ち具合や、可愛らしさをチェックするという作業を繰り返す。

カレンダーのデザインというのは、選ぶ人が印刷会社の人であり、まあ、「この絵柄は売れそう」とか、「見栄えがする」とか、「カワイイ」とか、全く脈絡の無い基準で選ばれてしまうので、アタシのが選ばれるかどうかは、審査員の好みとか、決定権のある人の強いリコメンドという話になる。

であるからして、どーなるかは未定だが、絵はどーせ描いているので、ついで課題もクリアという感じ。(規定された大きさの紙に描くという意味)

 

CGで作れば、もう少し見栄えがする作品も作れるというのは解っているのだが、CGというのは作っていて虚しい。

印刷したときには、もっと虚しい。

今は、CGデザイナーさんがどんどんと出てきて、しのぎを削って戦っているが、どの絵も同じに見えてくる。

そうして、手書きの良さとか、力強さにきっと戻ってくると思う。

そうでなければ、画家などとっくに辞めている。

ま、結果が全てだからね。CGが悪いとは思わないけどね。

アタシも作ってるしね。

パソコン出来ないと仕事は取れないしね。

でもまあ、絵が上手くならないからね。

アタシは手書きにこだわるぜ。