◆◆◆ 438 ★ 放哉を描く ◆◆◆

2005.7.24

オジャラよ。もうすこしなんとかならなかったのかよ。

みたいな世界だが、書が下手なのは仕方が無い。読めない字よりはマシである。

書の展覧会とかに行って、ミミズのような文字の横に、日本語で何て書いてあるか説明してあると、気絶しそうになる。

アタシには書の世界は解らないが、少なくとも、俳句や放哉のことをもっと知って欲しいという気持ちがあって作るワケだし、フツーの人に読めないのは論外である。

字は、終盤もう少しよくなると思う。

これが500年先まで残るかもしれないと思うとそれはそれで、気絶だよなあ。汗。

こちらは、乾燥後に青葉を投入。

オジャラよ。最初に組み立てないと後で大変だぜ。

そうなんだよね。

蝶番がぁぁぁっ。

というように、折角段取りをつけても、段取り通りに行かないのが人生だ。

放哉の連作は、一番からスタートすると、作品を作り進むのが辛いので、絵になりやすい作品からスタートしようと思う。

とりあえず歯抜けでも構わないという感じ。

俳句にどんな絵をつけるのか。

それを考えるのも楽しいし、例えば、鳩を乗せてみたりというように、自分なりに情景にプラスを投入するというのも楽しみ。

もう少し曇り空にするべきか、それとも、やはり夕方のムードにするべきか。

そんなことを考えながら、乾燥を待つ。

それにしても、長い俳句は、小さいカンバスだとつらいということが理解できてきた、、、、。はぁ。

バーバラちゃんも加筆。

小さい絵ながら、動きが作れてきたと思う。

大道芸人のシリーズは、いくつも作りたい。

美術品というよりは、ポップアート系なのかなあ。

美術品になる必要もない。

相変わらず影の無い絵だが、輪郭を縁取るのであれば、影は無くてもよい。

まあそういうことになる。

多少あってもヨイのだが、その辺が、今模索の最中ということである。

 

頬杖をつく女もまあこんな感じ。

髪の毛をもう少し加筆するかもなあ。

今日は、銅版画を二枚腐食。

もう一枚の新作を腐食したあと印刷に入る予定。

文房堂の展覧会が9月にあって、それに出すからね。

はぁ。もう6ヶ月経ってしまっている。

なんだかこの女は、イマイチパッとしないんだよね。花でも描き添えよう。

女には花がないとね。

全体的にクールな色というのもあるかもなあ。

髪を赤くするかなあ。

というように、写真にして作品を見るというのは結構大切な作業なのである。