◆◆◆ 421 ★ パクリ絵 ◆◆◆

2005.7.12

知名度便乗型アート。

キッパリこう名づけさせて頂くわ。

例えば、不思議の国のアリスとかさ、星の王子様なんてさ、余りにもナルイキャラだけど、結構好きという人がいる。

しかも、著作権切れ。オイシイぜ。

アリスの挿絵の銅版画は、余りにも美しく、美少女系版画コレクターとしては、是非一枚欲しい。

そーじゃなくてさ、はぁ。

作っているうちに、いつも話しがとんでもない方向に行くのが特徴の、この連載だが、読者様は、ヨッポドヒマらしく、毎日来ているらしい。

投げ銭ヨロシクね。

というように、広告活動も、さりげなくすることに。

こっ、これってパブ広告なんっすか?(→業界用語)

不思議の国のアリスかぁ。何枚でも描けるけどなあ。

まーカワイイ。アタシも一枚欲しいわぁ。というはずがない。

アータね、こんなの売ってるアーティストなんて、ボロクソ言われちゃうわよ。

「何のゲージツ性も感じない」

アタシならこんな感じ。(→自分の絵であってもよ。)

でもね、画家の世界は売れた人が勝ち。

もし、絵が売れないのであれば、その絵は存在しないのと同じなのである。

美術番組とか、その筋の業界誌ばかり読んでいると、アーティストは、勘違いを始めてしまう。

進むべき方向を誤ってしまうのである。

やっぱ、この絵は売れる気がしないもんなあ。

カワイイんだけどなあ。

独自の世界を持つ。

アタシも、そう思ってる。

それは、オリジナリティーと呼ばれ、芸術性があるなしとは、別な話なんだけどね、独自の世界が持てれば、芸術からは近い場所にあることが多い。

まあ、作家なんだから、オリジナリティーを持つというのは当然なのよ。

それが前提で、更に、人に解りやすい絵も描いて、一般認知を高める活動もする。

ここなんだよね。セイコさんや大島さんは、この点が不足しているというワケよ。

絵を描きました、買ってくださいだけでは、画家は絵で食えないということである。それが、芸術であってもである。

これが、フレンドリー。

親しみ易い系作品も作って、最初に沢山の人を集めてしまうというワケ。

ここで出てくるのが、「知名度便乗型アート」というわけよ。

オリジナルキャラという手もあるけどね、そんなのよりも、不思議の国のアリスの方が、よっぽど集客できるのよ。

卑怯者め。

アータね、ヤマモト容子のスゴイ所はね、そーいう、便乗系アートを上手く使いながら、収集家さんたちにも絵を売ってるってトコなわけ。

アタマイイ人だよなあ。

これは、アダムとイブが、千住でダンゴを食べながら、記念撮影している図。汗。

そしてもう一つ、ムラカミさんみたいに、オッパイから出た乳で縄跳びしちゃう女の子を等身大のフィギアで作っちゃうとかね。アタシも、ミニ版買うかもなあ。(→コレクター)

人が関心を持って、しかも、忘れないような作品作りもしなくちゃなんないわけよ。

これが、話題性。

目立つ作品にはメディアが殺到して、せっせと展覧会の情報を流してくれる。

タダで。

知名度をあげるのに大切なのは、ここなんだよね。

無料でメディアに載れるかどうか。

アータね、テレビも殺到しちゃうんだもん、スゴイよね。クイズになったりね。

広報の窓口がシッカリあって、取材の受付なんかがちゃんと出来ているってことだと思う。

たぶん、展覧会のチケットとか大量配布していると推定される。

動員数も稼げて、情報を発信する人たちが勝手に情報も流してくれるからね。

というように、有名になった人は、テレビ使いがウマイのよ。