しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5467★ さようなら-2 ◆

2021.8.7.

去年の冬は、寒かったし、スバル様も相当に具合が悪かったから、もう持たないかなとも思ったけど、ポカポカマットの他に、小さなオイルヒーターも買ってあげた。

物凄く小さいオイルヒーターで、人間にはちと寒い。笑。

小さなコタツのような空間を作ってあげて、オイルヒーターをつけてあげると、ほぼ外気という彼女の部屋も、小さく温まった。

冬は越せないかなと思ったけれども、結局夏になり、今度は、ほぼ外気の彼女の部屋は、サウナのようになってしまうからね。笑。自発的に外に移動。

暫くは、手製の宅配ボックスと、げた箱の一番下段が彼女の住処となっていた。

梅雨が明けて、そこも暑すぎて、暫くは家の裏側に住むことに決めたようだった。

自転車を置く場所の辺りで、朝夕、私が自転車を移動するタイミングでノソノソと家に入ってくるのである。

毎年夏は、外で過ごしていたけれども。笑。(*゜▽゜*)ノ

エサだけは食べに来て、トイレで糞尿して外に出かけるという生活。

自由過ぎ。笑。

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彼女は、一昨日、遂に歩けなくなり、自宅の横に沿うように寝転がっていた。

私は、彼女が少しは涼を取れるように、自転車置き場に散水して、その水蒸気が風になって、温度が何度か下がるようにしてあげる。

バイトから帰宅すると、もう、トイレにも行けなくて、寝ながらオシッコをしたあとがあって、水で流してあげる。

彼女なりの、アタシへの心遣いだったのだと思う。

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アタシの経験では、猫は、トイレに行けなくなったその日に天国に召される。

チャオチュールを水で溶いて口にふくませてあげたけれども、もう、舐める力も無かった。

そうして、もう、銀蠅が卵を産みに来ていたので、蚊取りスプレーをかけたり、蚊取り線香をつけたりしてあげて、彼女が人生を真っ当するまで、ゲームをして待つ。

脳を疲れさせていないと、悲しいから。

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下の写真は、アタシが一番好きな写真。

彼女は、ギャラリーに住んでいた時期が長かったからね。

アタシの絵に加筆するのが常だった。

乾燥中の油絵という油絵は、壁から落とすしさ。汗。

猫の部屋に行くには、パソコンのキーボードを踏まないと登れなかったので、私は毎日ワープロを開いて自宅に戻った。

翌朝、猫を外に出してからバイトに行くんだけれども、そのときに、猫が、パソコンでイロイロな文字を入力しているのを保管するのも常だった。

ある日、「危機危機危機危機危機危機危機キキキキキキキキ」というようなコメントが残されていたことがあって、防犯カメラを見たら、大勢の男たちが店を蹴っている映像が残されていたことがあった。

ウソみたいな話だけれども、猫は、外を歩く人を見られる場所に部屋があったため、余りにも酷かったので、アタシに知らせてくれたんだろうと思った。

そのデータは、パソコンに保管されていて、「ニャンコ ワークス」という名前で作品として発表したいと思っている。(時期未定)

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線香が切れた頃、様子を見に行くと、もう息をしていなかった。

私は、裏庭に小さな穴を掘って、そこに埋葬する。

もう、ほとんど肉は無かったから、たぶん、あっという間に土に戻るだろうと思う。

サッシを開けると、すぐに見える場所だから、いつも彼女のことを思い出せる。

驚くべきことに、裏地にアパートが建ってしまい、フェンスなどを勝手に取り付けたことが原因で、光がほとんど差さなくなり、長いこと放置しているのに、全く植物が生えない場所である。昔は、シダぐらいは生えていたけれどもね。汗。

 

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