しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5463★ 横尾忠則展 ◆

2021.8.4.

混む前に行かなくちゃ。(*゜▽゜*)ノ

ということで、行ってまいりました。

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とりあえず、物凄い質量。

数的な話を言えば、大竹伸朗さんの次ぐらい。笑。

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絵は、種々あるけれども、横尾節ブリブリで、流石の力量でした。

絵の内容が、なんか、楳図かずお先生テイストみたいな、ドロドロとかあって、Y字シリーズも、だんだんシュールな絵になってきて。

シュールレアリストを目指されているのかなと思ったり。

あれがシュールだって思ったりもした。

まあ、ダリ程は良くなかったけど、それは仕方がない。

たぶん、画力の範囲ではなく、技法の部分だろうと思う。(黒い絵具が全体を支配していて、それが、絵の軽やかさを削いでいるとか、そんな説明。黒の下塗りをやめれば、ずっと色がPOPになると思う。)

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あんなに作れるっていうのがスゴイよな。

立体が一点も無いというのも不思議だったけど。笑。

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ああ、写真とガラスを大量に展示した部屋があったな。あれは、インスタレーションだろうと思う。

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途中に寒山拾得の絵が何枚もあって。

寒山は、普通、巻物を持っていて、拾得は、ホウキを持っているというのが禅画に定説なんだけど、

寒山はトイレットロール、拾得は掃除機というモチーフで、

アタシの想像だと、画商さんに、禅画などをモチーフに作品を作ってくれと頼まれて、なんとなく作ったんだろうと思う。

でもまあ、信仰心は感じられないよね。

そこが問題だよ。

村上隆さんの仏像系のシリーズや、五百羅漢様のシリーズもね、信仰心が感じられないんだよね。

それは、作家の本音が絵に出ているということなんだろうとは思うけどさ。森村さんの写真とかさ。

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信仰を持っている人の感情を逆なでするような作品を作ることに、メリットはないからね。

信仰も、教養も無いんだと思われるだけだよ。

まあ、信仰も教養もある人は、見に行かないだろうから、折り合っているんだろうと思いながら拝見した。

画題とか、作品のストーリーというのは、誰かを嫌な気分にさせてはいけないと思う。

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そうして、絵を見て寒山拾得だと解ったアタシ。流石、最近禅に系統しているだけのことはある。

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メモ、作品点数が多すぎるからといって、展覧会が良いとは限らない。

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最後は、バーミャンでレモン冷やし中華を、ノンアルビールで流し込んで暑気を払う。(*゜▽゜*)ノ

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