しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5556★ 男女格差の話 ◆

2021.9.18.

前ページからの記事の転載

記事の転載

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というのは、男女の賃金格差が埋まって経済力のある女性が増えれば、その中から政界に進出しようという人も増えていく。政策だ、信念だ、ときれい事は言うが結局、政治家になるには「カネ」が必要なのだ。

 それは連日の総裁選報道に登場する安倍、麻生、岸田、河野、石破、小泉という人たちがすべて物語っている。彼らは生まれながらのエスタブリッシュメント(支配階級)で、ブランド、選挙地盤に恵まれているということもあるが、何よりも「経済的基盤」という武器もあるのだ。

中略

 

 

例えば、作家として多くの作品を残した堺利彦は、1925年(大正14年)に発刊した「現代社会生活の不安と疑問」(文化学会出版部)の中でこう述べている。

<先ず女工。これが何と云っても第一番の労働夫人です。今日の資本制度は女工がなくては立ち行かない。紡績女工、製糸女工、その他いろいろの工場に働いている女工、彼等があつてこそ日本の資本家は富んでいるのである>

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以上転載終了

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この方は、数ページに渡って、色々な記事を書いていて、まあ、日本社会は低賃金の女性労働者によって支えられている。

などと力説しているが、低賃金労働は、別に女性に限らない。

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日本の場合、格差の根本は、不動産などの不労所得に在る無しという生活基盤の差が存在する。

何も持たない物は、家を購入する場合、数千万円も支払うのが普通である。

ので、家の購入をぐずぐずと見合わせていると、賃貸家賃の支払いに終れる生活のため、所得がある程度あっても、家を取得できないという社会構造がある。

逆に、不動産や駐車場の収益だけで、日々莫大な収入を得ている人も多い。

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もう一つは、低賃金の労働者から収益を得た企業の儲けが何処に流れているのかという話である。

まあ、会社が成長してゆくという方向性なんだろう。

上手に経営して、利益を内部留保し、成長し続けた場合、税金も払うし、残りは会社の体力のために温存。

コロナ禍のように、急激に経済の状態が不安定になったときも対応できるように供えている。

というのが普通だと思う。

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逆に税金の支払いをしたくないために、借金・拡張路線一筋で来た企業は、経済の浮き沈みを乗り切れず、破綻するのが普通で、そうすると、体力のある企業が従業員ごと吸収してくれたりすることもある。

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政治や経営に金が必要なのは、平安時代だってそうだったしさ。

社会構造や立場の違いって話で、低所得労働者と、支配者の比率だって、そんなには変わらないはずなんだよね。

もしあるとすれば、人口が増え過ぎたこと。労働の内容が複雑化しすぎて、たとえば、パソコンやレジ、ハンディターミナルが使えないと、就労できないとかさ。

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過去を振り返れば、ちゃんとした会社にパートに出れば、社会保険にはちゃんと入れるし、本人が希望すれば、昇格のチャンスがあるところも多かった。

試験に通れば、社員になれるバイトもあった。

社員になりたくないというのは、働く側の事情でもあるのだ。

アタシの場合、個人的希望により、一日3時間前後のパートという、企業の「もっと働いてください」すらお断りしているという現状もある。

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格差の問題は、内容が壮大過ぎて、簡単には解決できないというのが個人的な感情である。

コロナで、就業先を失ってしまった人たちの再就職は、実は難しい場所になり、今後の日本の政治は、ここをどうやって乗り切るかにかかっている。

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