しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5346 ★日本画の絵具 ◆

2021.6.20.

日本画の絵具には、3種類ある。

(1)岩絵の具---鉱物を粉砕して、粉にしたもの

(2)新岩絵の具----ガラスに着色して変色しない粉を人工的に作ったもの

(3)水干絵具----人工的に作った色の粉。平らな板の上で絵具を乾燥させるため、絵具の固まりが瓶などに入っているので、遠目でも合成絵具だと解る。多少退色する。

**********

という世界。

私は低予算のため、水干絵具を使っていることが多いけど、最後に、薄く岩絵の具を乗せるだけでも、絵がパっと輝くからスゴイよね。

宝石を砕いて、それにノリを混ぜて塗っているということになるわけだからね。

絵具によっては、キラキラと光を反射するものもあってさ。

色が本当に美しいんだよ。

梅原龍三郎先生は、日本画の絵具を油で練って油彩を描いたことでも知られている。

確かに、日本画の絵具の色だよね。しかも、お高い色。

みたいな世界。

アタシの記憶が正しければ、金箔を敷いたカンバスの上に油絵を描いたりもしていたと思う。

***********

まあ、その話より、大観先生の、鳥の子の上に金箔を敷き詰め、裏から鳥の子をどんどんと剥がして、トレッシングペーパーのような薄い紙にして、透けた金色を地の色に使って描画したという作品群。

贅の極み。

しかも、出来上がった作品は、ほのかに輝きながらも品があって、大観先生の作品と解るという世界。

あの技法は衝撃だったよな―。

***********

ちなみに、水干絵具の消化試合というのも、行われている。笑。(*゜▽゜*)ノ

#おじゃらのブログ  #あとりえ日記 #index #新作ART

#ojara #おじゃら #しゃぼんだまあおいそら 

#Art_works #kitasenju #art_diary 

1998- #Rica's_Bar WEB SITE & Since 2003-#Atelier_Ojara.

Copyright (C) 2020 All Rights Reserved by #Rica_Ojara_Manzana.

#おじゃら_りんご official website

-------