しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5335 ★フランシスベーコン ◆

2021.6.17.

 

随分前に、近代美術館で見たきりだけれども。

確か、近美も、何点か収蔵していたような記憶。

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正直好きな絵じゃない。

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17歳の時に、母親の下着を身につけているところを父親に見つかり勘当されて、それ以来孤独の日々。

母親は早くになくなり、勘当後は、乳母の援助がよりどころで、夜の世界に飛び込み、同性愛者、そのあと、画家として生きる。

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映画も作っているのか。

なんか、グロいんだよねー。全てが。

ご本人は、「叫び」だと言っていたけれども。

満たされない愛を求め続けた結果の絵ということになる。

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今回のコレクションは、死の10日前に、知人の車に、色々と乗せて、その人に託された作品。

初期の、写真にドローイングしたものとか、乳母が死んだときに、アルバムから写真を剥がして、アルバムにドローイングした作品、ゴッホの絵の模写?的な作品。

など、その、友人に託された作品のコレクション。

遺族が管理する「ベーコン財団」が、もし、それが、ベーコンの作品であれば返却してくれという訴訟を起すが、

結果的には、訴えは取り下げられ、その作品は、ベーコンの作品ではないという結論で、所有者の元に返されたというのである。

作品としては、初期の初期の作品で、真贋の保証が付けばそれなりのお値段だろうけど、レゾネなどの、真贋の確認ができる資料が残されていないという実態から、財団も、権利の主張をせず、ベーコン意思を尊重して長らくの友人にも形見分けをしたという形だろうと思う。

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ここでのキーワードは、【真贋の確認を第三者ができるという、現実的な保証】

ということになる。

画商さんがつけば、画家の力量によっては、画商がレゾネ(全作品を収録した図録)を作ることもあるし、それほどの力量がなければ、自分で写真を撮影して、保管するしかない。

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そういう、「全作品収録」という記録がされなかった作品は、本人の作品と認められる日が来ないという実態が、アート界の常識だと考えてもらえば良い。

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なので、若い作家さんには、嫌まあ、高齢でも、ご自身の作品をコツコツ撮影・記録することを強くご推奨します。(*゜▽゜*)ノ 

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今回は、葉山から松濤に巡回する予定のベーコン展。

コロナで、ずっと延期なので、行けるか心配だけれども、もし、再開するようなら是非行きたい。(*゜▽゜*)ノ

 

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