しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5334 ★葛飾北斎 ◆

2021.6.17.

七十前に描いたものは取るに足りない

七十三歳でようやく

生き物の骨格や草花の本質を悟ったので

今後は八十六歳で、ますます画技が進み

九十歳でその奥義を極め

百歳でまさに神妙の域に達し

百十歳では一点一画が生きているようになるだろう。

葛飾北斎「富岳百景」書変より 1843年

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天才というのは、世界的に有名になる絵を完成させられるということになる。

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八方睨み鳳凰図 1848年

畳20畳分の天井画。

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鉛丹+朱+臙脂を重ねた赤色。

晩年の北斎は絵具を混ぜ合わせて新しい色を作り上げた。

色へのこだわりは、当時の常識を超越していたという。

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晩年北斎は、「ベロ藍」という人工藍色と出会う。

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北斎の絵を見ると、素直に天才を受け入れられるから不思議である。

特に、あの、絵から飛び出てくる動きや緊張感が素晴らしい。

少しこちらの鼓動が早くなる。

色も、線も、そのバランスも完璧で、これが北斎ワールドというものなのだと納得させられる。

一番学ばされたことは、「明日は今日よりも良い一枚を描く」

という画家としての信念だろう。

強い信念というものは、その人の生き様を見ればこちらに伝わってくる。

 

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