しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5321 ★薔薇 ◆

2021.6.8.

先日、額入りの油彩が捨てられていたので拾う。

額縁屋のオヤジ(北千住でも販売)が扱っていた、インテリア絵画だな。きっと。

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三越価格8万円-10万円で販売が、北千住の店だと3万円ぐらいでも売っていた感じの作品。(アタシは、仕入れ価格も知っている)

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絵は悪くなかった。

どこぞの画壇の作家先生で、カンバスに名前と、先生のウンチクの紙も額裏に挟まっていた。

額縁は、ちょっと拭くと新品のようにキレイに蘇る。

流石自称【額縁屋】のオヤジの特注品。笑。額縁の見栄えには力を入れていた。

ガラスもキレイに磨いて。

この絵をどうしようか考える。

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まあ、悪い絵では無いけれども、持ってくれる主となる人も、誰もいないのだ。

こういう絵と対峙するときが、一番、私の中で、心が乱れる。

私は、絵に手を合わせて、それから、アクリル絵の具で白く塗り、

そして、白い薔薇を描いた。

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絵を描いている時にはもう無心となり、

翌日、乾燥していた作品を加筆。

そこいらに転がっていたアクリル絵の具用のジェッソを使ってみる。

おおっ。なるほど。

今まで、アクリル絵の具に凹凸をつけたことが無かったが、やはり、薔薇の絵は、大量に凹凸モリモリにするに限るわね。

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そうして、その絵は、元の額に戻され、翌日には、北千住郵便局に飾られることになったのであった。(いつも展示させてくださってありがとうございます。感謝申し上げます。)

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それにしても、絵具代だけだもんね。笑。(*゜▽゜*)ノ

あははー。今までの薔薇の絵でコストは、最安かもな。

どんな画家ライフなんだよ。

【良い子の皆さんは真似しないでくださいね】

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薔薇の絵を描いていると、満寿夫の言葉を思い出す。

【薔薇さえ描ければ、画家は何とかやっていける】

それから、せっせと薔薇の花の絵を沢山描いていた時期があったこと。

絵が荒れてきて、描いてても嬉しくなくなったし、出来も悪かったので、暫く描くのを辞める事にしたこと。

色々な記憶が走馬灯のように、ノウミソの中をぐるぐると走り続ける。

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絵で一番大切なことは、この絵を見た人が、「この絵は、おじゃらさんの絵だ」

と解ること。

次に大切なことは、「薔薇だ」と解ることである。笑。(*゜▽゜*)ノ

それ以外は必要無い。

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白い薔薇は、やっぱり、難しいわね。

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少し、筆致が古臭いけどな。

昭和ってオーラ。

ま、仕方ない。

結局こういう絵しか売れないんだよとか、ブツブツ思いながら、売れる絵も描けるのであれば、それに越した事は無いという結論に落ち着く。

 

 

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