しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5158★ 考えられること ◆

2021.4.15.

日本のアートの値段が、欧米に対して随分安いなと思っていたんだけど、需要と供給って話なんだろうと思う。

日本のギャラリーは、原則、日本の国内のマーケットが商売の中心になっていたからね。

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例えば外国から買いに来たとしても、関税とか、消費税の一時払いの手続きとか、イロイロ煩雑で、商売として、現実的でなかったという実態があったということになる。

なので、力のあるギャラリーは、アメリカやヨーロッパのアートフェアなんかに出展したりして、そこでも作品を販売するというのが一般的。

でもまあ、持ちだせる数とかも限りがあるだろうしね。売れなければ、帰りの運賃もコッチ持ちで赤字になるしね。

みたいな話なわけだよねー。

うんうん。

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あー、脳みそが、このことで一杯になってるな。笑。

ちょっと切り替えよう。

とりあえず、アタシには、全く関係ない話だもんね。

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客観的に考えれば、世界中のカスタマーが日本のアーティストの作品を買いに来るという、顧客の単純増という構図が見える。

そうなると、どうなるかのかといえば、今、セカンダリマーケットの、値崩れしている、結構クオリティの高い作品が先に海外に流出するだろうと類推できる。

何故そう思うのかといえば、プライマリマーケットの作品で、若い人の作品は、沢山作らせると絵が荒れてきて、商品にならないし、ちょっと売れると思い上がって、それも絵を悪くしてしまうからである。

 

まあ、長年作品を作ってきた中堅の人の、真面目な作品は、版画などであれば、まとめて売買される可能性が高くなる。

まあ、悪い作品は、どのみち、売れたりはしないけど、でも、マーケットが100倍になると考えれば、良いけれども、今まで光が当たらなかった作品も、ボチボチ売れ始めるって展開が想像できる。

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悪い話を考えれば、絵の価格が、値上がりしてしまうこと。

その結果、日本のサラリーマンコレクターなどが、作品を購入できなくなること、

そうすると、優れた作品程、海外に流出してしまうという問題は起きるよね。

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まあ、外国に流出したとしても、筋の良いコレクターさんや、美術館などが作品を持ってくれるのであれば、それは、絵にとっては幸せな嫁入り先と考えるべきだろう。

どんなに頑張っても、絵が売れないと、画家が育たないし、画家が腐ってしまっている現代、本当に光が見えないもんね。

絵を描くモチベーションが保てない。

絵を描く環境が育たない。

芽が出た作家を枯らしてしまう。

それが日本の現状だろうと思う。

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絵の幸せについて、考えなかった日は無い。

良い絵には、必ず光が当たる日が来る。

そうでなければならないし、必ずそうなるに決まっている。

もし、光が当たらないのであれば、それは、絵が悪いからであり、絵を良くするしかないのである。

 

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