しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5125★ 手袋 ◆

2021.3.25.

ここの所、自宅のキッチンでも、絵を描くときでも使い捨ての手袋をするようになった。

手に絵具がどうしてもついてしまい、アクリル絵の具なんかは、風呂にはいっても全部取れないことがあって、翌日、バイトだったりすると、キッチン業務だからね。困るもんね。笑。

手袋が汚れる分には、何の問題も無い。

とくに、固まった絵具をハサミやカッターで切り裂いて、中身を出すときに、指先が汚れるんだよね。

かといって、捨てることもできないし。笑。

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水彩絵の具が残り少なくなってきて、いよいよ、ポスターカラーの瓶も使い始める。

ポスターカラーの瓶は、蓋ができるので、絵具が乾燥しないので、物凄い便利ということがわかった。

なので、固まった絵具は、同じような色彩の瓶にぶち込まれ、何日か、ポスターカラーの瓶の中でふやかされて、絵を描かれるという流れ。

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それから、アタシは、日本では、何故、水彩絵の具ではなく日本画が主流だったのかを考えてみる。

材料の調達の問題なんだろうねー。

アラビアゴムって、きっと、日本よりも、もっと暑い所で栽培されるんだろうしね。気候とか、土地の面積的な話、国交の話などにより、古来から使われている、動物のゼラチンで作れる膠が重用されたと思われる。

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和紙と、洋紙の違いもあるかもな。

パルプをドロドロに溶かして、それをプレスしながら、機械で伸ばし固めて紙を作るという工程と、

こうぞやミツマタなんかを手で漉くという文化の違いもあるんだろうし。

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こういった、工芸品の原材料は、基本的に、身の回りにある植物や動物を利用して産業が発展してゆくのが、基本的な流れだからね。

あと、その、紙の繊維の密度というのがあって、パルプは、密度が高くて、日本画の絵具は粒子が大きいからね、圧縮されたパルプに絵具の粒子が染み込まず、剥離してしまうという、物理的な事情から、ニカワと、和紙に描くという実態はあるとは思う。

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絵具の粒子や、糊の役割(アラビアゴムと、ニカワ)定着、や、紙に、絵具が染み込む付加さなんかが、材料によって変わるんだよね。それで、色調がビミョーに違ってくる。

まあ、日本画の絵具は、もともと鉱物を細かく砕いたものが材料の場合が多いので、(現在は、ガラスを着色した絵具や、合成絵具も存在しています)色は綺麗だし、退色もしないんだけどね。

水彩絵の具がどれぐらい退色するのか、ちょっと不安。

でもまあ、描かないことも出来ないから、無くなるまでは、当面、作り進むことにする。

画用紙だしね。

画用紙だと、日本画の絵具の場合は粒子が大きすぎて、紙の中まで絵具が浸透しないので、剥離しちゃうかもしれないもんね。

絵具が高いからもったいないし、、、、。

 

 

 

 

 

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