しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 4895 ★ オノレ・ドーミエ ◆

2020.12.6.

都会のミレーともいわれる。

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庶民の生活を描く。

フランス・マルセイユに生まれる。

貧しい家庭に生まれたドーミエは、幼いころから社会に出て働いていた。

14歳の時、石版画家の弟子となり、

22歳の時、ジャーナリズムの世界に身を寄せる。

新聞や雑誌の黎明期で、識字率が低かったため、挿絵が多様された。

そして、ドーミエは、沢山の挿絵を描き、一世を風靡することになった。

1832年、ドーミエの描いた風刺画により事件勃発。

玉座に座るのは、伝説の巨人。当時のフィリップ王をそれに見立てた作品。

大きな口と長い舌で、市民たちのお金を吸い上げて行く。

王自身も浪費家で、政治は腐敗、ナポレオンの40倍も浪費したらしい。

この絵に王は激怒して、投獄された。

出獄後にも、挿絵で、政治を批判しつづける。

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そんな一枚を、油彩でも作る。

{三等車}

ドーミエは、都会の絶望と孤独を、鉄道を舞台に描く。

彼が描いたのは、絶望だけでなく、乳飲み子とその母親、バスケットを膝に置いた老女、眠りこけた少年。

三世代だけからなる、人間の継承、未来への希望を女性と子供達に託す。

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彼が油彩を始めたのは40歳を過ぎてから。

石板画家の名声とは逆に、油彩は余り知名度が無かった。

しかし、若い画家たちは、彼の絵の真価を見逃さなかった。

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風刺画で鍛えた構想力が、一流。(*゜▽゜*)ノ

なかなか、人を風刺するような絵というのは描けないよね。

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ドーミエが40歳のときに、北斎は他界。ドーミエは、北斎マンガを見ていたかもしれない。

ドーミエの時代は、フランスが、大きく動いた激動の時代。新聞や雑誌が続々と出版される。

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晩年に30点程、ドン・キ・ホーテの物語の油彩を描いている。

 

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