しゃぼんだま　あおいそら　
（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

◆　4853　★　ゴヤ　◆

2020.11.22.

国王による絶対支配が揺るぎ始めている。

フランスでは、ナポレオンが政権を握り、ヨーロッパ各国を侵略の脅威で怯えさせた。

1808年3月。

ナポレオン軍により、侵略させる。

1808年5月2日、市民が、フランス軍に反撃するも、一日で鎮圧され、1808年5月3日多くの市民が銃殺された。

ゴヤは、この、市民の反撃と、銃殺シーンも絵に残している。

この絵をきっかけに、スペイン市民による、フランス軍への反抗が強まっていった。

ゴヤは、故郷に帰り、壮絶な戦いを目の当たりにする。ゴヤはこの、戦争の悲惨さを絵にすることを決意し、敵国と戦い自国を取り戻そうとする市民の勇気や、悲惨な現実を版画に残した。（版画集　戦争の賛歌）

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宮廷画家でありながら、激動の時代の風俗や歴史的な悲劇をも描き残した。

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ゴヤは49歳で、聴覚を完全に失ってしまう。

ゴヤの代表作は、この聴力を失ってからの絵が中心となる。

「私は時代の証言者である」

裸のマハ・着衣のマハが問題視され、宗教裁判にかけられる。

晩年はボルドーに亡命してしまう。

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私が大学の卒業旅行でスペインに行ったとき、プラド美術館のゴヤの部屋というのが最初にあって、

当時は、ゴヤのことは知らなかったので、

「へーこれが」

という感想だったが、「歴史の証言者」という彼の意思や功績は、今は解る。

解る日が来たことが喜ばしい。

30年もかかっちょる。笑。(*゜▽゜*)ノ

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