しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 4981 ★ 母の悩み ◆

2021.1.6.

母が、日に2度もお世話している、お不動様。

足の下は、見ざる、言わざる、聞かざる(サルの彫刻)が彫られていて、江戸時代末期ぐらいか、明治ぐらいの、庚申信仰儀式のための像だろうと思う。

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母は、賽銭は、17円と母が決めていて、毎日、そのお金になるように、調整しているらしい。

余った賽銭は、花や除草剤を買うのに充当するためである。

ところが、そこの賽銭が、ここの所、毎日盗まれてしまうというのが、彼女の最大の悩みである。

そうして、父は、その話を毎日聞かされているため、アタシに愚痴るのだ。

あはは。

こんな幸せな悩みというのも、珍しいなと思いながら、人の悩みというのは、間口は狭く、奥が深いと思わされる。

アタシは、「盗んだ人は、お金に困ってるんだよ。きっと。10円ぐらい、恵んであげなよ」

と言い、父は、

「きっと子どもだろう」

と話す。

毎日10円盗めば、10日で100円だもんね。

と、アタシは思った。

母は、「少額だからといって、お金を盗む癖が小さい頃からつくのは、良くないよ」

と話す。

そんでもって、折角賽銭箱を修理したのに、賽銭は置かないことにしたのだそうだ。笑。

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知人のご住職も、お寺の賽銭が盗まれると話していたことがあった。

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地蔵様や、お墓に供えてある供物は、旅人が食べてもいいって事になっているらしいけど、最近は、カラスが来るから、墓には、食べ物を置いてはいけないというお寺も増えて来たらしい。

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本当に困っている人も増えているんだろうと思いながら、自分に出来ることが何もないというのが悲しい。

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そして、次なる悩みは、風で花瓶が飛んで割れてしまったということである。

賽銭が置かれなくなって、怒った人が壊したのかなと思ったりもした。

そんでもって、手持ちの金属の花瓶があるはずだと思って物色してみるけどさ、それは、アタシのコレクションだからね。

17円が盗まれるワケだから、高そうな花器だと、それも盗まれるよなとか思いながら、ボロい花器をヤフオクで物色する。

そうすると、チープで良さげな花器がいくつも売られていて、また買いそうになってしまう。

やばいやばい。

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目利きだからね。笑。(*゜▽゜*)ノ。

ボロイと思えて買っても、美術品だったりしたらどうしよう。大汗。

 

 

 

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