しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご) |
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◆ 4961 ★ 与謝野晶子の言葉 ◆ |
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2020.12.31.
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歌人与謝野晶子 当時彼女は子どもが10人。 一人が学校で風邪にうつり、家族全員がスペイン風邪に感染してしまう。 ******* 「今度の風邪は世界全体に流行っているのだといいます、風邪までが交通機関の発達につれて世界的になりました」 「この風邪の伝染性の急激なのには実に驚かれます。私の宅などでも一人の子供が小学から伝染してくると、家内全体が順々に伝染してしまいました」 「ただこの夏備前の海岸へ行っていた二人の男の子だけがまだ今日まで煩わずにいるのは、海水浴の効き目がこんなにも著しいものかと感心されます」 **** 「政府はなぜいち早くこの危険を防止するために、大呉服店、学校、工業物、大工場、大展覧会等、多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでしょうか」 「そのくせ警視庁の衛生係は新聞を介して、なるべくこの際多人数の集まる場所へ行かぬがよいと警告し、学校医もまた同等の事を子供達に注意しているのです。社会的施設に統一と徹底との欠けているために、国民はどんなに多くの避けらるべき、禍を避けずにいるか知れません」 「貧しきを憂いず、均しからざるを憂う」 与謝野晶子は「米騒動の時はおもだった都市で五人以上集まってあるくことを禁じました」として、一方でスペイン風邪の流行ではそうした措置が取られないことに苛立ちを示している。 さらに、高価な解熱剤が「一般の下層階級」に行き渡っていないとして、官民の「衛生機関と富豪が協力」して、中流以下の患者に安く売り渡すべきだと論じている。 彼女はここで、孔子の「貧しきを憂いず、均しからざるを憂う」と列子の「均しきは天下の至理なり」という言葉を引いて、こう結んだ。 「同じ時に団体生活を共にしている人間でありながら、貧民であるという物質的の理由だけで、最も有効な第一位の解熱剤を服すことができず他の人よりも余計に苦しみ、余計に危険を感じるということは、今日の新しい倫理意識に考えて、確かに不合理であると思います」 ********
メモ 「人事を尽くして、天命を待とうと思います。人事を尽くすことが人生の目的でなくてはなりません」。 この言葉が身に沁みます。 人事を尽くすとは、未来への願いを持ち、正しく予想し、手段を考え、出来る限りの行動をすることです。 by与謝野晶子 ********** 流石文化人。(*゜▽゜*)ノ すぐに、新聞を通じて、問題と、すべき解決策を政府に対して発信するなんてね。 スゴイー。
********** (*゜▽゜*)ノ とりあえず、マスクして、外出は控えよう。
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