しゃぼんだま　あおいそら　
（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

◆　4948　★　母の願い　◆

2020.12.25.

今日は、お母上様の、早く来るようにという指令のため、実家に帰る。

その前に、上岡さんでクリスマス用のステーキ肉を仕入れる。

アタシと父は、安い赤身の肉の方が好きなのだが、母は、サシの入ったお高い肉が好きらしい。

ので、彼女用には、別に買い、一人でこっそり食べるように言う。

コッソリというよりは、味覚や趣向の違いなのでね、いくら値段が高いからといって、脂っこい肉は、好きじゃないんだよ。キッパリ。(*゜▽゜*)ノ

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早く招集された理由は、母がお世話をしているお不動さんの、賽銭ＢＯＸの底がぬけてしまったので、早めに来て、修理せよ。

というミッション。

Ｌ字型の金具と、小さい木ネジ、ドライバーを持参してお参りに行く。

母は、毎日花を活けて、周辺を掃除するらしい。

そうして、１７円の賽銭を花籠に入れておくのだそうだ。

そうすると、時々、そのお金は、増えたり減ったりしているらしい。

増えたときには、花や、除草剤、殺虫剤を買うために貯めるのだけれども、時々無くなっている日もあって、そういう時には、プンプンである。

母のように、自立し、公務員で定年まで勤めあげた人には、本当にお金に困っている人の気持ちは一生分からないだろうなと思いながら、アタシは、賽銭箱を修理する。

まだ、新しいクギが、しかも、箱に対して長すぎる釘が雑に刺さっていて、それが剥がれてしまっている。

とりあえず、一旦それを押し込んで、剥がれてこないように、Ｌ字フックで更に補強して修理は完了する。

もう古いお不動さん(たぶん、庚申信仰が流行った江戸後期と思われる)で、欠落した腕や刀の部分は、誰かがセメントで修復したような跡がある。

どう考えても他人の持ち物と思えるが、歩いて５-６分のその場所に、毎日お水や花を取り換えに行くという行動は、運動になるので、まあいいか、、、、と思う事にする。

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