しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 4937 ★ スケッチブック ◆

2020.12.23.

頂いたスケッチブックを眺めているだけで、イロイロな感情が湧いてくるというのは、興味深い。

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私は、水彩画が描かれたページをめくりながら、何故、この人の絵は、上手くならなかったのかをずっと考えてしまう。

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まあ、この人に限らないんだよね。

絵が、悪いというか、先生が悪かったとしか言いようがないよね。

60才ぐらいから始める人も多いしね。

趣味なのであれば、その時間が楽しければ、それはそれで、構わないもんね。笑。

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絵を描く時間というのは、なにもかもから解放される、自分だけの、自由な時間だからね。絵を描くという行為は否定しない。

楽しみの為の時間は、多ければ多いほど良い。

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イラストの会の人は、どの人も稼いでいるから、絵は元々上手いしね、早いし、完成度も物凄い高いんだよね。

同じ絵なのに、何かが違うんだよね。

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そうして、何が違うんだろう。どうして、この人は、進展が無かったんだろうって、ずっと考えてしまうのだ。

それは、巨大画壇然り。

良い絵も沢山並んでいるけれども、(数が多すぎて)賞を取ることは難しいだろうし、賞を取ったとしても、光が当たる日も来ないというのは、驚きに値する。

構造的な問題なのかなーと思ったり、

やっぱり、才能なのかなと思ったりもする。

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最低でも、絵から出て来る、「絵で成り上がろう」という野心は必要だよね。

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近くにいた画家さんは、二科の会友さんで、一年に100号を12枚ぐらい作って、(年に二回展覧会があるので)6枚づつ出していたらしいけど、選に入るのは毎回一枚か、多くても二枚で、賞は一度だけ貰ったらしい。

そんでもって、商売を廃業したので、年金暮らしとなり、絵が生活をひっ迫してしまうという理由から、絵も辞めてしまったのだ。

彼は、シュール系の緻密な作品を作る人で、絵の才はあったと思うけどね。

頑張る方向性が間違っていたのではないかと、今は思う。

もっと小さい絵もコツコツと作って、画商さん扱いまで内容も昇華して、商業ベースに乗せるべきだったんだよな。

絵の力はあったと思うけど、二科入賞に固執しすぎて、目標が画壇で認められる事一本だったからなんだよ。

 

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