しゃぼんだま あおいそら
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◆◆◆ 4684 ★ 茶道具という錬金術 ◆◆◆
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2020.10.8. 茶道具という錬金術。 こんな話を書いたら、世界中の茶道従事者に嫌われるなとか思いつつの、商学部出身者として、価格構造に関する興味を研究することは、当然の話である。 茶道具というよりは、美術品の錬金について、長らく疑問を持っており、そのことを、美術鑑賞を通して、考えてきたと表記すべきだろうと思う。 フツーに、「へー、これが、そんなに高いの? 何で? 」という世界。笑。 こんなに、ショボいモノが、高く売れたら、儲かるよね。 という、疑惑に満ちた好奇心。ま、そんな話である。 ********* 文というのは、趣深い。 「錬金」と書けば怪しいし、 「蒐集」と書けば卑しい。 「愛好」と書けば個人的な範囲に留まるし、 「応援」と書けば道楽になる。 ******** ******** この、茶道具や、東山御物(室町将軍が中心となって、中国から輸入した、掛け軸、書、置物、食器)などの、「金」「領土」以外の物品を、政治資金の一部として利用する。 これが、政治家による、美術品の錬金である。 特に、室町幕府は、金閣寺なんか建てちゃったからね。早い時期から財政難だった。 8代将軍の義政は、特に政治に関心が無く、銀閣寺や、自分達が歴代蒐集してきた品を、大名なんかに見せるための美術館みたいなものを建てたりしたみたい。 畳や襖の取り換え費用を、美術品でしたりもしていたらしい。(間違っていたらスミマセン) ********* そう、足利家は、中国との貿易を再開して、異文化をどんどんと輸入し儲けた。 中国にも、絵画や書画の番付表のようなものは存在したようだが、 それらが、同じ比率で日本に取り込めるという保証はない。 室町幕府は、自らも、自ら輸入した美術品に独自の番付をつけて、中国とは違う価値・価格の操作などもしていたという記録も残っている。
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