しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4669 ★ 村野藤吾-3 ◆◆◆

2020.10.5.

村野先生は、この、読売ホール、読売会館の悪しき思い出を忘れなかった。

日生劇場は、高い質、素材、機能を選び抜いた建築物を作り、リベンジだった。

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特に天井に貼られた貝は、よみうりホール時代からの懸案だった。

真珠層を持つ貝は、螺鈿細工などに使われるが、村野は、プレスした貝殻をそのまま貼り、場内にそのまま貼り付けた。

およそ、2万枚。

まるで、クサマの油彩を見ているようだとも思えた。笑。

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この建物は、1964年、建築学会賞を受賞。

このあと、村野の表現は、もっと自由に羽ばたいてゆく。

目黒区区役所。

最晩年の傑作。

グランドプリンスホテル 新高輪。

飛天の間の天井に貼った貝殻、30万枚。

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村野は、母親の体が弱く、2歳で乳母に預けられ、12歳まで、乳母に育てられた。

 

「私の物心ついてからの印象、これは一生に影響しているのかもしれません。」

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安心できる場所、心からくつろげる空間を作りたい。

包み込まれたかったのは、建築家自身だったのか?

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スゴイ建築家だったねー。

ガウディ好きのアタシにはたまらない。

(*゜▽゜*)ノ

こんな建築家が日本にいたことを知れたことが嬉しい。

   

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