しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4707 ★ 木曽69次 ◆◆◆

2020.10.10.

木曽の浮世絵、

ちゃんと見たのは初めてかもな。

初代の浮世絵と比較すると、ちょっと筆致が違うな。

と思ったら、

最初は、浮世絵師・渓斎英泉が作り、途中から歌川広重が引き継いだ浮世絵木版画の連作。

ということのよう。

そんで、クローズアップするのは、広重の作った作品だけ、、、、って、どーなのよ??

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仕方ない。

英泉も、それなりに有名だけれども、広重には及ばないし、広重でないと、テレビにも映らないという現実を学べたことは重要である。

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メモ、知名度や、人気を集めることも大切。それ以外は黙殺されてしまう。

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江戸百景と比較すると、圧倒的に、人物(旅人や、現地の人)が絵の中心となっていて、それが、風情や、叙情性を増し、シリーズ全体の完成度を上げている。

(内心は、別人が描いているという評価)

なるほど、「旅を通した、人々の出会い」がテーマなのか。いいねー。

 

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まあ、時代が進んで、版画のテクニックも、より繊細になっていったということもあるのかもしれない。

作っていたのは、江戸の職人だろうからね。

細かいところで粘るような気質がある。笑。

柄が見えないのに、小紋だったりするからね。笑。(*゜▽゜*)ノ

あははー。

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浮世絵の見どころというのは、やはり、装束や、着こなし、小道具類の記録だろうと思う。

風景浮世絵は、いわゆるガイドブックである。

道は街道が5個あるきりで、他に道は無かった。

何故かと言えば、通行人を管理するためである。

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庶民は庶民で、お伊勢様にお参りに行かなければならないという使命があり、浮世絵に習い、旅の支度をして、もしくは、浮世絵を見ながら、経験者にイロイロな話を聞いたりして、予備知識を持って出かけただろうと推測できる。

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人物の描写が、軽やかで素晴らしい。

旅の途中でお金を使い果たした旅人が、他の旅人に物乞いしている様子まで。笑。いいねー。

   

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