しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4610 ★ 石川啄木短歌の書写 ◆◆◆

2020.9.22.

ギャラリー2階の日本画スペース。

絵の整理と、掃除をしていましたら、

石川啄木先生の短歌のテキストが出てきました。

テキストというのは、私が、青空文庫から拾って、書写するために縦書き・拡大して、

プリントした冊子のことです。

石川啄木先生の短歌を拝読するのは、初めてですけれども、啄木の細やかな精神の世界に私の心は、引き込まれてしまいました。

それはね、優れた物に触れると、

人というのは、そうなるということなんでしょう。

私は、短歌を書写することに決めました。

そんでもって、実の所、お高い麻紙(短冊型にカット)というのに書写をスタートしたんです。

ところが、自作の筆記具や、利用している墨との相性が悪くて、2週間ぐらい乾燥しない上に、台紙に貼りついてしまい、破れるという惨憺たる結果になってしまっていました。

そこで、長らく中断していたのですが、ここは、気持ちを切り替えます。

高い麻紙に描く方が、ゆくゆく高く売れるという計算でしたが、練習なのでね、いつもクロッキーに使っている画用紙に描くことにしました。

墨も少し薄めて使います。

乾燥に時間を要すると、スペースが限られているので、500以上ある短歌を書き写すのに、物凄く時間がかかってしまうからです。

画用紙に、薄めた墨での描画は、一日置けば、まあ、手に着かないぐらいには乾きます。

今度は、それを、ネットの間に挟んで、1週間ぐらい乾燥します。

画用紙であれば、裏にくっつかないので、作品が破けませんし、ネットはビニールなので、ペリっと剥がれて、作品が汚れたりしないのです。

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