しゃぼんだま あおいそら
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◆◆◆ 4588 ★ 小林清親 ◆◆◆ |
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2020.9.14. 小林清親 激動の明治に、江戸を蘇らせたような連作。 明治の広重とも呼ばれる。 新時代の風景を、新鮮な感覚で描いたが、人々の心をとらえたのである。 ********** 鉄道の浮世絵、高輪を描いた一枚。 疾走する蒸気機関車、エントツからたなびく煙が、疾走を描写している。 窓には乗客の影も入る。 新橋-横浜間に日本初の鉄道が開通してから7年後のこと。 新時代の象徴。 その情景を光と影の対比で見事に描いている。 このような明暗を取り入れた作品は、江戸時代の浮世絵には無い手法。 ********** 清親は15歳で父の死により家督を継ぐ。 20歳のとき、鳥羽伏見の戦い時、将軍慶喜に従い参戦、江戸幕府が消滅すると、母、慶喜と共に駿府に移住する。
母親が武家の出身だったため、絵を嫌い、絵とは無縁の生活。 7年後、母が他界したため、清親は、絵筆で身をたてることを決意して上京。 30歳。 チャールズワーグマン(新聞記者としてイギリスから来日)から、洋画の手法を学ぶ。 このあと、光線画という、彼独自の技法で絵を描き進む。 上京から二年後には絵師としてデビュー。 新聞の挿絵画家「ポンチ絵画家」としても活躍した。 ********** 明治初期の時代を伝える貴重な作品となっている。 多ジャンルの作品を残した清親であるが、画業としては 写実的な表現にこだわる。 影や動きが見事である。 ******** 30歳で画家を目指して上京。 (*゜▽゜*)ノ 絵が好きで、しかも上手かったんだろうね。汗。 |
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