しゃぼんだま あおいそら
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◆◆◆ 4583 ★ お不動様 ◆◆◆ |
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2020.9.14. お不動様。 両親の老化をチェックするために、時々夕飯を食べに実家に帰る。 母の話によれば、最近は、近所にある【お不動様】のお世話をイソイソとしているらしい。 頻繁にその話が出て来るので、私も一度見ておこうと思って、母とお参りに行く。 母は、庭で育てた花を活けたり、水を取り替えたりして熱心だった。 畳半畳程の立派な屋根がかけられていて、天明八年などと刻まれている。 手が六本ある不動明王、餓鬼を踏みつけている。その下の台座には、「見ざる、言わざる、聞かざる」 の彫刻が施されている。 自由な造形である。 ********** こんなに熱心にお世話をしているのだから、母は、極楽浄土間違いない。キッパリ。 という気持ちになる。 あの手の、庚申信仰の流行りの時期に建てられた石のレリーフのような品物は、壊れにくいからね。 そうして、長らく放置されているのに、正月に、しめ縄を取り換えに来る人がいるらしい。 こういう地域の小さな祠というのは、地元の無名ボランティアによる継承が、江戸時代から続いたということになり、勉強になる。 大切にしてくれた人がずっと切れずにいたという意味では、アートのコレクションと同じ意味合いなのである。 |
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