しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

 

 

◆◆◆ 4167 ★ ハーム リダクション ◆◆◆

2020.4.13.


ハーム リダクション
薬物依存者の 薬物の利用を減らしてゆくという活動。サポート。
トロント公衆衛生局。
ザ・ワークス。(政府からの資金援助により9か所)
使用者のサポート、支援、薬品利用を減らす活動。
患者は、ここで薬物を使用します。
薬物を注入するための消毒液や注射器などもそろっている。
患者が薬物を利用するときに、これから何をするかとか、何処に泊まるのか、何が薬物に走らせているのかという、生活の実態を知るような話しかけなどを行う。
この部屋で薬物を利用している患者を警察は逮捕出来ない。
専門のトレーニングを受けた看護師なども薬物の利用を見守り、過剰投与などのときには、治療も行う。
健康面、精神面などからも、患者をサポートする活動。
*******
パートナーや家族からの虐待や隔離、刑務所で暮らすケース。
皆、薬物が悪いことは、知っている。
「アナタの尊厳を大切にします」「アナタの人生を良くするためのお手伝いをします」といいます。
以前は、薬物を辞めることが、入院の条件だったけれども、その結果、病院から去り、(過剰投与により)死んでしまったのです。
自分自身のケアが出来ない人がおおく、精神的問題を抱えている場合も多い。
「最終的には、薬物を使用しない人生の価値を彼らにも知ってもらう、そういう中で生きていける人間に治療するのが目標」
***********
カナダでも、エイズが大流行し、医療費が増大した。まだ治療薬も無く、エイズの原因は、麻薬利用時の注射器の使いまわしが主だったこともあり、カナダ政府は、国民の命と生活を守る活動にシフト。
予防・治療・ハームリダクション・取り締まり
の四本の柱で取り組みが行われている。
**********
日本の場合、薬物の売買・利用を厳しく禁止するだけで、実際の中毒者などの実態も掴めておらず、中毒者となれば、病院かリハビリ施設に入れられてしまい、その後は放置というような流れが多い。
なので、水面下で、中毒者が増え続けているけれども、表には出ず、結局辞められず、摂取量が増えたりしてしまうのだ。
**********
知らなかったー。

*************

うわー。薬物中毒の患者さん。毎日、薬(ドラッグ)をここに、投薬しにくるらしい。おかげで、血管はボロボロ。
この場所で投与すれば、誰かが見守っていてくれるから、一人で死ななくて済むし、救ってくれる。家族のような存在を求めて、ハームリダクションの施設に足を運んでくる。

  食べ物も用意されている。お腹を空かせて来る人が多いため。薬物を利用する人は、様々な物理的な問題を抱えている。食事の時間を共有したり、お互い話をしたりすることで、人間らしい気持ちを取り戻している人もいる。以前は路上生活者だった患者は、今は、ドラッグはやめられてはいないが、仕事を持つことができている。

  ハームリダクション施設は、麻薬患者の求める支援と、支援者(医療や住宅)などをつなげるハブの役割を果たしている。

りんご 「  ある時点で、薬物使用者が経済に与える影響が、大きすぎる数になってしまい、それを食い止め、減らしていく活動が必要になった。ハームリダクションにより、偏見もだいぶへってきた。
  ピア・ワーカー ハームリダクションを経験して、社会復帰した人たちの呼び名。 路上生活で、アルコール中毒と薬中。シェルターからシェルターを渡り歩いて過ごしていた。自分の人生をやり直したいと思えるまで2年かかった。同じ経験を持つ女性たちが助け合って、賃金を得ながら、生きて行ける場所も提供される。

りんご 「  へー。世界は、進化してるんだねー。日本にハームリダクションの考えが導入されるのには、まだ数年かかるだろうね。

 

**********

コメント


白兎 「  覚醒剤の常用者は元に戻るのが難しい。僕が保護観察所や保護司さんから預かった青年は獄中にいた時は今度娑婆に出たらまじめに働いてクスリとは手を切ると何度も手紙をよこしていました。それで出所するときは川越少年刑務所まで迎えに行って会社の宿舎に入れました。ところが月に一度、保護観察所に出頭して検査を受けていたときは良かったんですが、六か月の保護観察が済んだ途端にまた薬に手を出してしまいました。つまり元の仲間が離してくれないみたいです。それでまたムショヘ逆戻りです。家へつれてきて飯を食わせたりしたんですが・・・信頼を裏切られて悔しかったです。

 

りんご 「  薬物依存というのは、そういう人生ですよ。売る方だって、常習者を狙いますしー。仕方が無いんですよ。この、ハームリダクションという考え方は、薬を利用してもいいよ、少しずつ減らそうね、社会復帰しようねという活動なんですよ。そこがスゴイんです。外側から、断ち切らせることは難しいんですよ。

 

*********

T内 「 ちゃんと現物、ジャンキー見た頃あるの、田舎に押し付けるな、コノヤロ…。??????
さここは日本だ、映画の中のニューヨークの片隅じゃないよ??

りんご 「  それが、偏見ですよ。笑。と、テレビでは言ってました。行政が、方針を変えなければならないほど、中毒者が増えたという考えをすべきですよ。日本は、それほどでもない。だから、差別される、また、引きこもるの繰り返しで、結局、(自らの過剰投与により、病気に)薬殺されちゃうんですよ。

というか、館山には、そういう施設があるのでしょうか?だとすれば、ある種の救いの地なのかもしれませんね。住民んの人は、怖さや、彼らの異常行動に振り回されることもあるかもしれませんが、、、

 

T内 「 ふざけんなー。都会のごみでしょう。??

 

りんご 「  人間に戻れると信じたいです。でもまあ、前科者という方たちに、何度かお会いしましたが、良くしてあげても、結局私が利用されるだけで、(お金は持ってないので、被害はないですが)私をダシに他の人を信用させて、詐欺を働いたりするんですよね。そのことは、ちょっとショックでした。

T内 「   救いじゃないよ、不気味な一団が引率者と共にあるいてる、ゾンビの方がまだましだよ。??

カナダならね。??

 

りんご 「  カナダだから。(*゜▽゜*)ノ たぶん、世界的に、こういう流れができてくるし、アルコール中毒とか、市販薬依存という人もいますからね、ケアのスタイルとして、今から準備することは大切と思います。

 

 

 

 

1998- Rica's Bar WEB SITE & Since 2003- Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara Manzana.

おじゃら りんご official website

-------