しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4072 ★ ドキュメンタリー「太陽の塔」 ◆◆◆

2020.3.6.

ドキュメンタリー「太陽の塔」を見る。


万博の主題である、
「人類の進歩と調和」に反発。


私感として、太陽の塔は、テーマに沿った内容(建築物)ではあった。
むむむ、調和はしてないか。汗。(*´Д`) それでいいのー。


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高さ70メートルだからねー。スゴイよねー。
学生紛争とか、水俣病とかイロイロなデモとかね、

ジャスティン・ジェスティーのコメント
(ワシントン大学助教授 / Justin jesty)
「未来はまだ決まっていなくて、
帝国主義、軍国主義の政権は崩壊、
それに代わるものが難なのか、まだ分かっていませんでした。様々なことがぶつかっていた時代でした。
そんな中、彼(岡本)が作らないでいられたでしょうか?」
「彼はすべての人間は、とてつもなく創造的な潜在能力を持っていると信じていて、可能な限り、皆にそれを発揮してほしいと思っていました。人々の中に眠る本能を叩きおこそうとしていたんだと思います。」

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●未来と最古がぶつかり合う。
●全く役に立たないもの
●手を広げて、(あらゆるものを)向かい入れている
●自然の中で雄大に経っている
●いつも見られている
●すねているようにも見える

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普通にやっても、欧米の文明には勝てない、何か、賭けのような作品。
前衛芸術家で、権力とか、権威に反発をしてきたのに、国家権力の仕事を引き受けるということが、彼の中にも葛藤はあった。

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科学技術の発展に対して、それを上回る想像力や、ビジョンを打ち出せるのは、アーティストだけだという、トンデモない考えを、岡本は持ったんだろうと思う。

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criation
もっと凹凸をつけたい。
(太陽の塔の壁面を)
ドロを投げつけたような肌にしたいというんですよ。

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得体の知れない怪物、
丹下健三の、大屋根に、穴を開けさせた。
あの屋根は、あの技術を使えば、どこまでも屋根を広げることができる。空中(に生活スペース)を作れるんですよ。

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太陽の塔で、屋根に穴をあけるということが重要だった。裏と表が繋がっちゃう、価値観が転覆してしまう、ということ。
塔の中を
地下と地上、空中という3つの空間に分け、(命の)起源、→ ヒト 自然と融合しながら、狩猟採取時代、→ 最後は、祈り。世界中から集めてきた呪術用の仮面、
塔内は、一本の柱を中心に、下から上に向かって、生命体の進化が展示されている。
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この柱は、血管と同じ、動脈であり、静脈であり、リンパである。
岡本太郎の「赤」というのは、鮮血である、生の象徴である。
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この柱は、一本の命でつながっていて、皆生命体は、一体なんだ。という表現。
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世界を支えているのは、無名の人間たちである。
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「太陽の塔に、どんな意味があるのか?」

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