しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4130 ★ 糸杉を描かずにはいられませんでした ◆◆◆

2020.4.5.

ゴッホは、糸杉を描かずにはいられませんでした。


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地面から天に向かってうねる様は、
画面をはみ出して、どこまでも伸びて行くようです。


根本に生い茂る下草は、黄色や黄緑で描かれ、糸杉を支えるようにうごめいています。


糸杉の葉を近くで見てみると、一つ一つがうねっていることがわかります。


そのうねりがひと塊となり、更に大きくなって、
一本の糸杉となるのです。


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対象に出来るだけ近づき、観察すること。
そこから生まれる、激しい筆遣いが、それを(その絵を)可能にしていました。


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糸杉は、南仏では、墓場などに植えられ、『死』を意味するもの。


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ゴッホ「糸杉のことが、始終頭から離れない。なんとかヒマワリのように仕立てたいと思っている。
中略 糸杉は、まるで、古代に建てられた オベリスクのようだ。」


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確かに、日本に来ていた糸杉は、物凄い良い絵だった。(*゜▽゜*)ノ


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有名作「星月夜」
渦を巻き、暴れだす大気、
心をざわつかせる 天空の輝き
地上には、塔のとがった教会が描かれていたが、それは小さく、もはや、糸杉ほどゴッホを支配してはいなかった。

 

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