しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4111 ★ 絵のサイズの話。 ◆◆◆

2020.3.25.

画業というのは、それぞれだろうと思う。

画壇系の作家さんたちは、それが、画家の道だという信念で画壇に挑み続けている。

国立新美術館ができて、展示壁面が大きくなったことを受けて、作家さんも、大きい絵を描かされるようになっていった。

 

(それは、私の知る知人などの話から、そのように勘案しています。)

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二科展に、毎年100号6枚を2回(夏・冬)出していた画家の方を知っている。

その人は、高齢となり、結局、画壇も離れ、絵も描くのをやめてしまったというのだ。

 

毎日細やかな作品を作り続けた人が、絵をやめなければならないというのは、どういうことなんだろう。

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画壇のことを悪くいうつもりはない。

客観的な話として、大きすぎる絵が沢山増えたことにより、画壇が、アートのマーケットから除外されているという私感はある。

 

梅原龍三郎先生のビジネスモデルなんかを研究すれば分かる。彼は、MAXでも10号とかね、そんぐらいのサイズの絵しか作らなかったという話を聞いたことがある。(10号以上もあるけれども、数点らしい。違っていたらスミマセン)

 

まあ、日本画の場合、屏風に仕立てたりするから、保存スペースというのは、コンパクトだからね。

巻物とかね。

広げて、畳めるという絵画の所有方法は、日本の独特の文化なんだろうと思える。

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アメリカのギャラリーなんかで扱っている、コンテンポラリー系のギャラリーは、あちら側の居住スペースが広いということを受けて、結構大きい作品もあるんだけれどもね。

 

絵のサイズというのは、ホントウに考えさせられる。

私は、もともと絵が大きいので、大きい紙なんかに描く方が、絵がのびやかになるんだけれどもね。

100号は、カンバスを置く場所もないもんね。

創作は外ってことになるわけで、、、、。

 

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大きい絵は、当面保留だよな。汗。

考えても仕方ないもんね。

イラストの仕事を増やしたいんだよね。

 

 

 

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