◆◆◆ 364 ★ 友の会の義務を果たす ◆◆◆

2005.5.14

友の会といえば、ユザワヤ。

今日はコロニ会のデッサンで大井町まで行くのでついでに鎌田に足を運ぶ。

カマタといえばユザワヤである。

とりあえず工芸館で陶芸用の土を探す。

陶芸窯98000円かぁ。

陶芸部門で頑張って稼いで、室内用電気窯を買うぜ。野焼きじゃ一生ムリって気がするけど。汗。

陶芸品というのは、絵などよりもよく売れる。

値段にもよるが、実用性を兼ねているからだと思う。

バリ島の友達スーはちょっとした陶芸家で、彼女の素描も素晴らしかったけど、バリ島で陶芸工房を開いたというのはスゴイと思う。

そうして、コーヒーカップとソーサーを一セット1000円程度で販売していた。

バリ島価格としてはお高いけど、作家モノなので悪くないと思う。

欲張り過ぎないことである。

彼女が作った美しいブルーやピンクの花器は今でも愛用している。あーた、あれ見たら、ちょっとしたゲージツ家のあとりえという感じがするわけよ。

販売する作品は、そんなに大きくなくてもよいのである。

1000円のコーヒーカップのセットを100個売れば10万円かぁ。ムリだな。たはは。特に野焼きでは強度が弱くて、きっとすぐに壊れちゃうもんなあ。

が、ホントウの狙いはヌードのオブジェを作ることにある。

去年4回も見に行ったマティス展。彼のヌードのオブジェは素晴らしかった。

ピカソのも悪くないけど、マティスの作品は独特で、一個欲しいと思わせる品だった。

この前梅原の展覧会で見たルノアールのブロンズもステキだったけど、マティスのほうが持っていてオシャレという感じ。

いったいどんなヌードなんだよっ。

平面でオンナの絵ばかり描いていると、どうしても立体というのも作ってみたくなるものなのだ。

平面よりも、ぐっと存在感が増してきて、イロイロな方向からオンナを楽しむことが出来るのである。

アタシのオブジェなんか、どうせ売れないと思うけど、小さい灰皿や箸置き、コーヒーカップやサラダボールなんかは、(安ければ)きっと売れると思う。

原価計算をシッカリとしないとなあ。

土なども買わなくてはならないので、絵などよりも、ずっと原価が高いのである。

コーヒーカップは200個売らなければならないということのようである。

手間を考えると、サラサラペン画を売る方が儲かるのよね。たはは。

ピカソも後半で、陶芸をスタートして、随分と沢山の作品を残している。(皿一枚38万円、デパート価格よぉ。)

深沢幸雄も陶芸作品を作っている。

平面ばかり作っていると飽きてくるんだと思う。

基本的に、何かに描くという作業は同じなので、カンバスが土をこねた皿に変わったという程度で、あまり大きな違いは感じない。

その辺が、陶芸だけの人との違いなんだと思う。

陶芸の人だって、絵付けをする人は、絵の鍛錬もしているのである。

どんな道もつながっているということである。

その後、染色の本を立ち読みする。

おおっ。型染めの型抜きというのは3枚いっぺんに切り抜くのか。なるほどぉ。小紋柄というのは、三分の一の手間で一枚の柄を完成させられるという計算になる。知らなかったよ。

その他、糊の作り方とか、草木染の本などを立ち読みしていると、時間がどんどんと経ってしまう。

油絵の具などを売っている店舗に移動して、今度は、安売りの絵の具を物色する。

メーカーごとに絵の具には違いがある。

練りとか、油の混ざり具合とか、イロイロと差があるのだが、アタシは、絵の具にこだわれるほどの絵を描いていない。

バリ島で買っていた中国製の絵の具というのは、チューブごと固まってしまうのだが、日本で販売されている絵の具は、そこまで粗悪な品は無い。

1本1500円というのが33%引きで売られていて、1000円程度で購入できたので、11本買うことにする。

普通は、色ごとに値段が違うものなんだけど、この会社も、アタシと同じように全てが同じ価格で売られていて笑えた。管理するコストのほうが高いにちがいないのである。

それから、ハガキサイズの小さいカンバスというのが売られていたので、10枚買う。

ハガキサイズの油絵かぁ。

一体いくらで売ればいいんだろう?

それでも、SM(サムホール)サイズの薔薇の絵は、この前は完売してしまったし、その他の花の絵も概ね売れてしまう。(売れ残っているのは、アタシが、それはイマイチだからやめた方がイイという品のみ)

他の作品よりも価格が安いからというのがその理由だと思う。

他の作品も十分に安いと思うのだが、絵を買ったことが無い人は、ムリしない方がヨイので、アタシもムリして勧めたりもしない。

安ければ売れるのであればもっと小さい絵も描いてみようみたいな感じである。

小さい絵は、カンバスの値段が、大きい絵とあまり変わらないので、原価率は高くなるのよね。

まあいいか。

小さな絵が並んでいるという展示場所を想像すると、それはそれで結構カワイイっぽい。

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