◆◆◆ 343 ★ 決算・イェーイ ◆◆◆

2005.4.9

今回、また、決算の時期が来てしまう。といいながら、今までは、大幅に遅れていたのだが、今回は、オンタイム?

オジャラは法人事業税が払えるのか?

書類の整理とか、決算書類の作り方に慣れてくる。

もともと、企業規模が物凄く小さいという特徴があるので、かなり、破綻モード。

会社にしておく必要もないのだが、今のところ、もっと、稼ぐ前提なのよ。たははは。

取らぬ狸のナントカねぇ。

人間とは欲深い。(会社にしているのは、一応理由があって、目標額というのもクリアーになっているのよ。)

今日は、てぬぐいの型紙作りに使う、ハトメの穴あけを、ハンズに買い行く。

おおっ。入り口付近にテヌグイのコーナーが出現。

うっひょー。タダでもいらない、粗悪なプリントのてぬぐいが、1340円。

しかも、柄的にもパクリ品ばかり。

てぬぐい流行なのねぇ。

個人的には、端は縫って欲しい。

どんなものでも、価値の解らない人は、買える範囲で品物を選ぶしかなくて、ホンモノとニセの差が解らない人にほど売りやすい。

それは、アートも同じこと。

そうして、それは、誰のせいでもなく、本人の勉強不足に他ならない。

 

今日は、薬師寺ご本尊の台座に描かれている、有名な彫刻をてぬぐいに展開。

決算中のため、銀行に記帳に行ったりきたりしていて、カメラ忘れのため、映像無し。

オジャラよ。台座の下にいる、餓鬼(→名前は違うかも。通常、仏様の下とか、周辺には、邪悪なモノを食べてくれる鬼のようなものがいる場合が多い。)など作る前に、まず、ご本尊を描いたらどうなんだよ。

そーだよねえ。

台座の一部は、外に面しているらしく、かなり露出度高し。

しかし、ご本尊が鎮座されていると、中の餓鬼が見えないポジションらしく、中央の文様がある写真は少ない。

参考にした写真は、50年以上前の雑誌だから、大丈夫だとは思うけど、ご本尊が何かの事情で移動したときにしか、お目見えしないからねえ。

まあいいか。仏様は、そんなにつまらないことでガタガタ騒がないはずだぜ。

切り絵に展開するときには、どこを、黒にして、どこを白にするのかを考える。

この、黒か白かにフォルムを分けてゆく作業というのは潔く、今後の版画作成の鍛錬になる。

それだけは間違いがない。

版画には、グレーの面もある場合があるが、テヌグイの場合、基本的には、面と面との戦い。フォルムの戦いということになる。

点描を使うと、グレーにならなくもないけどね。そこまでするのかという話はある。

鹿革を使った漆染め印傳(いんでん)の番組を見る。

おおっ。物凄い、柄が細かいぜ。

たぶん、漆の粘土が、細かい柄にも対応できるように、特別に調合してあるのだと思う。

物凄い高い技術なのよ。

日本の職人芸というのは感動に値する。

そうして、漆や柿渋で作る型染めの技術というのは、ずいぶん長いこと、生活の中に溶け込んでいるのだと改めて思わされる。

てぬぐいの柄が、ユカタやその筋の型染め系の品と比較して、柄がおおらかなのは、単価が安いせいだろう。

柄が細かいと、染めに失敗する確立も高くなるし、版を作るのに金がかかって、回収するのに時間がかかるからである。

小紋柄を自分で作るという作業は楽しそうである。もう少し、江戸時代の型染めの資料を集めたい。

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