◆◆◆ 323 ★ てぬぐい 杯・魚 ◆◆◆

2005.3.23

今日は、杯の型を、違うデザインで展開してみる。

前の作品の方が、懲り方が尋常じゃないというムード。

柄としては、てぬぐいには、細かすぎたかもしれないと思う。

てぬぐいの本を見ると、端は、無地の枠で囲まれていることが多い。

伸び縮みする布なので、作業の工程で、端までビシっと模様が印刷できないという理由だと思われる。

やはり、手に入れるべきは、専門書であった。

だからといって、技術的にムリということではないと思う。

端まで細かい模様が入った作品が無いというワケではない。

手間と、作業時間の話をしているのだ。

そうして、この模様は、一部の台のところがやっぱり欠落するから、もう少し工夫しないとなと、今更ながら思ったりもする。

もうこれは、職人さんとの意地というところかなあ。彼らにも意地があるから、嫌な仕事もやるだろうなあ。たははは。もっと嫌な柄にしてやろう。みたいな。

なんでも、お店のポリシーで、物凄く技術の高い職人さんと、新鋭デザイナーの競演だとかうたっているからなあ。

そうだったのか。遠慮は無用だぜ。アタシはいつから新鋭のデザイナーになったんだろうか?

がしかし、型を作っていて、物理的にムリという穴の大きさは理解できた。ステンシルがムリなら、てぬぐいはもっとムリなのである。

魚の版は完成する。

一色でもいいし、色を散りばめてもいい。

男の人が使うてぬぐいが不足しているらしいので、少し、渋めの色でもいいと思う。

男の人が使うてぬぐいかぁ。

男の人がてぬぐい使っているの見たこと無いけどな。

知り合いの大工さんファミリーはタオルだし。

こんなシンプルな魚であっても、一個一個転写することによって、ビミョーな動きが出る。

何匹いるんだろう?

と数えたら123匹だった。

なんとなく、しり上がり?

渦巻き模様もカワイイんだけど、こっちも捨てがたい。

正倉院に展示されているガラス製の魚のペンダントは5個あって、色は、緑、ブルー、赤紫、黄色、茶色なので、まあ、その辺りの色で適当に作ってね。みたいな。

新作はこちら。

唐招提寺展で見た鬼瓦の文様。

右上のがイマイチだよねー。

もう少し工夫しよう。

柄も、二種類じゃ寂しいので5種類くらい欲しいところ。

鬼瓦の模様もあるんだけど、デカイんだよねー。どーすればいいんだろう?

デカイのは構わないのよ。バランスが悪いっちゅー話よ。

魚の柄は、もう一つ作る予定。

バッグやアロハシャツなどにしている人もいるみたいで、シャツにするのであれば、やっぱボーダーかなと思ったり、この模様は、細かく見えるけど、実は物凄くカンタンに作れるので、そんなに負担じゃないはずなんだよねー。

瓦とか土偶の方が、ヨッポド嫌になるデザインなのよ。

作るのが嫌になるデザイン程、出来上がりがイイというのがあって、その辺はまだ研究中。

七枝と勾玉の柄ももう一枚作らないとなあ。

最初から、まがたまを型抜きしておけば、もっと完成度高かったんだけど。

てぬぐいの朱鳥さんのHPができました。若女将が美人だわあ。

おじゃら画廊のHP

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