◆◆◆ 304 ★ おたくの界のカリスマ様 ◆◆◆

2005.3.3

今回の図録の付録、新横浜ありなちゃん。

オタクのフィギアのカリスマ大嶋優木さん作。

この展覧会のために作られたキャラクターらしい。

秋葉原の総武線の線路の上に座っている。

体長さ55メートル。

マジっすか?

このキャラの中には、ぷに(子供のようにほっぺがプニプニしているキャラのこと)も入っている。

まあ、ありなちゃんは、小学二年生なので、プニなのはしかたない。

アタシは、このテレビ番組を見たときに、「何故新横浜ありな」という名なのか?

というのを考えた。

ビデオは推定4回程見て、オタクに関する理解を深めたのだが、この、秋葉原に座っているコなのに「新横浜ありな」という名前だけは、意味が理解できなかった。

そうして、真剣に考えている自分に気がついた。

うっひょー。これってゲンダイアートなの?

なるほどぉ。もし、これがゲンダイアートなら、やっぱ、オオシマユウキは天才だわ。

自然体で作品を作り、その中に、オタクが凝縮されていて、そんでもってゲンダイアートなわけよ。カリスマって、こういうことなのねぇ。

そうして、展覧会を見に行った二日後、アタシは、もう一つの事に気がついた。

もし、これが「オタクの世界の象徴」であるなら、「やおい」であってもイイわけである。

否、「やおい」でなければならない。

なるほどぉ。

ヤマもオチも意味も無いのかぁ。

真剣に考えて損したぜ。

そうして、オタクを一気に掌握したオジャラ。

やっぱ、これだけ人を引き込む魅力があるんだよねー。

あーたねぇ、アタシが冗談でこの話を書いていると思うかもしれないけどね、2日も3日も考え続けるアートって、そうはお目にかかれないもんなのよ。

だいたいは平面にかかれ、ところどころ、立体だったりして、せいぜいその程度。

ふーん。とか、そういうのばかりなわけよ。

こうなると、意味の解らない、ナゾナゾ系俳句の読解みたいな世界になっているわけ。

ゲットしたありなちゃんは、当然にパンチラ。

アタシの美少女コレクションにも箔がつくってもんよ。

そうして、この展覧会を見に行って、ありなちゃんの説明を見る。

体長55メートル。身長が高すぎて目立つのが悩みなのだそうだ。

パパは絵本作家。ママは外国人で日常用語は英語。(間違っていたらゴメン)などと説明が書いてある。

なるほどぉ。背が高くなりたいとか、英語が話せるようになりたいとか、そういうのを、独自のキャラに投影して、夢を実現しているというわけか。

スゴイよなあ。

どんな人にだって、理想の自分とか、理想の恋人像というのがあって、理想が高ければ高いほど、現実から離れていくということなのか?

どっちにしても、ありなちゃんとはお友達になれそう。

そうして、オジャラは、天使キャラのフィギア化を決定するのであった。

しゃぼんだまあおいそらは、やっぱ、オタクじゃなかったのねぇ。オチがあるもんなあ。

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