◆◆◆ 302 ★ 川柳大募集 ◆◆◆

2005.3.6

オジャラが雑誌の表紙を担当している、I.M.pressさんでは、マーケティング川柳というのを募集することになった。

マーケティング川柳というのは、どうにも奥深い。

そうして、一ヶ月に2人程度「グレイト川柳」というのが選ばれて、オジャラの記念すべき、雑誌表紙初代イラストのクオカード500円が進呈されます。

たはは。安いぜ。

そんでもまあ、川柳というのは敷居があんまり高くないし、応募された作品を見るのも楽しいので、みなさんどしどし応募してみてください。

一人3句までで、月末ごろ締め切りです。

結構カワイイ。

残り少ないらしいので、近々、新しい柄になるらしい。

先月のテーマはモバイルだったので、オジャラは、「メバル型ケータイ」のイラストを作成。

名前はメバイル。

はぁ。最近は、笑いも取れるイラストを目指して苦戦中。

なんじゃそりゃ。

雑誌の表紙の仕事をさせていただいて、一番勉強になるのは、構成する力がつくことだと思う。

地方誌などに求められる、ありきたりの風景の絵などとは違う、テーマに合ったイラストでなければならない。

あーた、テーマはモバイルですとか言われて、ケータイ電話の絵とかにしてくれとか注文が来るわけよ。

当然にそういうのも描くんだけど、絵がつまんねーの。ふーんという気持ちになるわけよ。

もうひとひねり欲しいとか欲張ると、なかなかできあがらないし。

まあ、雑誌の表紙用の絵は売らないんだけど、いくつかできる、落ちた案のイラストは、バンバンと売れてしまう。

あとりえには、たいして人が来たりしないんだけど、なんだかはけてゆくのよね。たはは。

マーケティングの専門誌だからね。

「顧客ロイヤリティです」とか、「社員をやる気にさせる教育にスポットを当てます」とか、そういう抽象的なテーマで絵を描けとか言われるわけよ。

そういうときに、オフィスのイラストというのは誰だって思い浮かぶけど、それではそのままなわけよ。

毎回パソコンとか、ビルの絵ではこちらも読者様も飽きてしまうしね。

そんなこんなで、イロイロとどんな絵にするのかを考えたり、実際に描いてみたりもするわけ。

そんでもって、そういう「ありきたりに偏らない発想」というのは、俳句を作るときも全く同じであって、俳句を作ることは、本当にイラスト作成に役に立っていると思わされる。

俳句だって、やっぱり、「ふふふっ。」と思わず笑えるような、そういう俳句があるわけで、もしくは、「これは、どんな意味なんだろう」と考えさせられる、現代アート的発想の俳句もあるわけなのよ。

なかなかね、そういうイラストが作れているってことではないけど、そういう気持ちを持っていると、結果的に絵を見る人も楽しいというわけでね。

そういうことを考えながら作品を作るというのが、アートなんだと、最近気づいてきた。

俳句はイロイロなことを気づかせてくれてスゴイと思う。

もし、俳句をやっていなかったら、ゲンダイアートとか、ゲージツに対する理解はもっと時間がかかっていたに違いないのである。

これは、ハンコ屋のオヤジが貸してくれた民芸品の本を見ながら描いた張子の犬。

このシリーズのイラストは結構いっぱいあったのだが、全部売れてしまう。

恐るべし。

このまえタマちゃんから、北斎のマンガカット集の全集を借りたので、時間があったら、それの模写もしたいんだよね。

ドガでさえ、その瞬間表現に心が惹かれて、似たようなパステル画を何枚も残している。

なんか忙しいんだよなあ。

優先順位的には、本。本は、たぶん愛地球博には出版されるらしいんだけど。

間に合うんだろうか?

次はてぬぐい。資料がそろってきたし、アイディアは固まっているのだが、型紙にまで昇華できていない。

その間に、ツーハンのエッセイと雑誌の表紙のイラストを描く。

予定としては、俳句の本と、油彩の画集を電子出版。

7月の個展用の作品はどーなるんだろうか?

あ゛ー。

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