◆◆◆ 248 ★ デッサン会に参加 ◆◆◆
2004.12.18 |
久しぶりに、デッサンに参加する。 何故久しぶりなのかといえば、先月は、主催者のカップルさんが結婚したため、主催者多忙でお休みだったのである。 昨日は10人程度が参加。 モデルはT嬢。 デッサンを続けるか続けないのか。 アーティストの多くは、クロッキーを中座してしまうけど、続けた人との差は、ゼッタイに出で来る。 今日は、積極的に影付けも練習する。 相変わらず紙からはみ出てしまい、もう少し紙が大きい方がいいのか、それとも、このままいくのかを悩んだりもする。 アタシときたら、全く成長がないので嫌になる。 |
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ポーズは1回20分を6ポーズ程行うのだが、アタシの場合、その時間に、2−3枚程度描く感じ。 T嬢は、ピチピチという程でもなく、体のラインが少し丸くなりつつあり、全体が柔らかい絵になる。 前回のH嬢は、細長くてプロのファッションモデルさんという感じだった。 どんな女にも個性があり、女を描くということそのものが、私の喜びである。 ヌードを描きなれてくると、着衣の絵というのは、物凄く難しいということが解ってくる。 そうして、着衣は上手くかけないからキライというアーティストも何人も知っている。 アタシ的にはどっちでもいいのよね。 女なら誰でもという感じ。 ただ、洋服とかキモノを着ていると、洋服の模様を描くのに時間がかかるから、モデルさんを少しお待たせするかもしれないなと思ったりする。 |
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一生懸命に足を入れた絵。 冬は、とても寒いので、ストーブ二個を利用。 ストーブが1個到着する間は着衣でポーズを取る。 薄いグリーンが広がるキャミソールが、軽やかで美しい。 アタシの絵ときたら、全くそんな軽やかさがなくて、嫌になってくる。 |
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最後のポーズの時間となり、モデルさんはアーティストに少しゴマをすろうと考えたようだった。 『何か、やって欲しいポーズとかありますか?』 沈黙。 誰にもリクエストは無いようだった。 オジャラ『そんじゃさ、少しコンパクトにまとまってくれる?細長いと、紙に入らないのよね。』 というと、皆爆笑して、彼女は、ワリに小さい空間でポーズを取る。 美術モデルの仕事というのは大変だよなあ。 ウチのデッサン会みたいに、モデルさんにお任せって所だと楽だろうけど、アーティストによっては、(特に絵を描くのに時間がかかるうえに、細密に描きたい人などの多く)完全に同じポーズに戻ることを要求するのである。 ムリだぜ。 そういえば、この前お友達のレッドさんと、写真のような絵を描く人の話になった。 |
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オジャラ『写真のような絵を描くのであれば、写真でイイワケですからね。その中にも、個性がないとねえ。』
RED『そうなのよねー。ああ、そういえば、あそこのHPの人の絵、見たことある?あーいう人が多くてビックリするわよねー。』 オジャラ『あれはあれで、売れるからイーんじゃないですか?人物より、写真のように描いた風景画の方が売れますよ』 RED『そこがまたムカツクのよ。』 彼女は相当に怒っていた。 彼女の人物画は透明感があって美しい。 RED『あーいう人は、絵のオリジナリティについて、全く考えないのかしらね?』 オジャラ『気が付かないんじゃないんですかねー?教えてあげても、自分で気づくまでは、絵は変わらないですし、気づいても手に入れられるとは限りませんからねえ。』 オリジナリティ溢れる絵を手に入れられる人は少ないということである。 |
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相変わらず、立ちポーズだと、全体が入らない。 印刷屋さんからこの夏、買い求めた200枚ほどの紙はもう無くなってしまい、また新しい紙をお願いしなければならなくなる。 新しい絵を描くというのは、まあ理解できる。 古い絵をどうやって持ち続けるのかということを考えるのはアタマの痛い問題である。 最近では、あとりえの物が増えて、描いたスケッチが見つからないということも出てきているからなあ。 コピー用紙なんかに描き写して処分するのが一番いいのかもしれない。 物を保管することに囚われて、作業スペースが減るほうが、自分にとってマイナスだということである。 でもなあ、スケッチがあると、それを元に他の絵が描けるからなあ・・・・。天井裏かなあ。(弱気) |
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どっちにしたって、絵の保管場所をなんとかしなければならないということは明白である。
新しいカンバスが届くと、また、あとりえが狭くなる。 来年早々に絵を描けるように、今年中に下塗りしておかないとな。 今回からは、麻100%のカンバスに昇格。 ブランド物ではないが、悪くない。 F10を20枚、F4を10枚、一番の売れ筋のSMを30枚頼む。 この前の個展で乾燥した作品を、もうそろそろ袋詰めしないとな。(油絵の袋詰めって、やっぱ変かなあ?) |
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