◆◆◆ 244 ★ カレンダーを送る ◆◆◆

2004.12.9

個展も終わったので、とりあえず、チャリティー用の瓶の中のお金を数える。

サラリーマンだった頃は、会社とか、組合からとか、寄付の依頼が何度も来てビックリしたものだったが、自由業になると、寄付するということもしなくなる。

私の習作や下手な書であっても、チャリティーに賛同して小品を選び、瓶に入れてくださった方が何人もいてヨカッタと思う。

というか、よーく見ていると、同じ人が何枚も買っているよーな気配。

といいながら、前回数えた時と同じ額。

世の中、そんなもんである。

チャリティーに出している作品は、紙がちょっと古いというのを除けば、作品は新しくて、あとりえ内で展示販売している作品と、あまり差はないのである。

多少の差はあるけど、物凄い差ではないということである。

チャリティーboxで絵を選ぶ人は、玄関に陣取り、丁寧に絵を選んでゆく。

今回から、4枚1000円ということにしたので、4枚を選び抜かなければならないからである。

山頭火の書の練習も、『好きな句がイロイロあって、どれにするのか迷うわぁ』と、俳句のお友達が話していた。

イイ句が沢山あるので、ホントウに困ると思う。

100円なんだから、全部買えばいいと思うのだが、そんなには飾れないからなあ。爆。

なんか、あんまりよく見えないけど、コンナ感じです。自腹では到底寄付できないんだけどさ。

郵便局に、筒に入れたカレンダーを持ち込んで、料金を確認する。

『60センチまででしたら、240円です。この長さ(65センチ)だと、宅配便で、900円になります。』

マジっすか?

240円と900円の差って、いくらだよっ。みたいな。

オジャラは、サラリーマン時代、記念切手を集めていたことがあって、それは今も、イロイロな品物の発送に使われている。

発売されるごとに、10枚、20枚と買っておいた切手が、かなり役に立っているということである。切手預金みたいな感じ。

どちらにしたって、240円で済むものを、900円払う必要がない。

ダンボールの筒をのこぎりで60センチにカットして、カレンダーを、筒につめてゆく。

最初は、カレンダーに作品をのりで貼り付けて、上から巻いていったのだが、紙の折り目方向になってしまい、カレンダーの紙がガタガタに折れてしまうことが解る。

うわーっ。これでは開いた人がガッカリとしてしまうので、紙の目とは違う、横方向から巻くことにする。

そうなると、作品が変なふうに曲がってしまうので、糊付けせずに、作品とカレンダーを横から巻くという事に決める。

ということで、カレンダーが届いたら、皆さんのりで左の図のように貼り付けてください。

作品に直接ノリ付けするのに抵抗がある方は、作品を透明なビニールに入れ、ビシっと空気を抜き、両面テープなどで後ろをカレンダーに止めましょう。

版画は、一年が終わったら、コレクションでもしておいてください。エディションつきっすから。汗。

今年のは、あんまり出来よくないですけど、去年のよりは、絵がイイです。なんじゃそりゃ。

前回は、紙が和紙で薄かったこともあり、あまり気にならなかったのだが、今回は版画紙に印刷して、カレンダーの紙よりも、厚いから問題なのよねーっ。

まあいいか。

今回は、これを送るしかない。

和紙に印刷することも考えたのだが、油性のインクが、裏側まで通り抜けてしまい、印刷に手間がかかるというのが判明したからである。

紙はあるので、来年はまた、和紙に刷るかもなあ。その方が安いし。

それにしたって、カレンダーが150円、筒が130円、郵送料が240円だもんなあ。

一番高いのが送料って、どーゆうことよ。(普通です)

作品は、どう高く見積もっても50-100円程度で作られている。(人件費除く)

作品が一番安いって、どーいうことなんだろう。(→アタシの場合、ここがスゴイ。たはは。)

一応、細かく計算しておかないとね。

販売促進担当は、販促グッズの費用の計算というのをちゃんとするものなのよ。

どの程度の値段までならオーケーかというのが予めあるわけ。

この世界は、売り上げ金額のだいたい2パーセント程度までなら、超お得意様に還元しても良いということになっていて、それを目安に、アタシも、企画をしているというワケ。

しかも、今年は、カレンダー40枚も仕入れちゃって、ちょっと多すぎたよなあ。

絵は、そんなに売れてないもんなあ。爆。

それにしたって、カレンダー、大きすぎ。来年はもう少し小さいのにしよう。あまりにも邪魔で、もらった人も迷惑だもの。

どの柄に人気があったのかといえば、やっぱり、『南国の女』

高額商品お買い上げの方のほとんどはオジサマなで、あの柄は、オジサマに大人気。

次に人気なのは猫。

天使が第二希望に来た人も何人かいて、この辺は驚くよなあ。

アタシの絵という特徴はあるんだけどね。

バラというのは、あまり人気無かったよなあ。

『おじゃら絵でございます』という、確固たる個性が感じられないもんなあ。

バラが余ると、フツーの感覚の人に配るのにはヨイんだけどね。

いきなりヌードとかもらっても、飾る場所に困るもの。おほほほほ。

作品は、あまり出来がよくないのばかりが残ってしまって、高級版画紙なもんで、裏でも使って、他の版画の試刷りでもするかなーというモード。

でも、カレンダー本体が余ってしまうと、来年だと価値が半減してしまうので、今年中に配り終えてしまおうと思う。

カレンダーを配り終わると、一年が終わったという気になるのよねえ。

郵便局で、カレンダーの発送を済ますと、となりのダンゴ屋の女将が店から出てきて

『テレビ見たよー』と一言。

『画家って大変だよねー』などと、応援モード。

ちなみに、このダンゴ屋は、この辺りでは有名で、テレビで何度も紹介されているため、『この前テレビで見ましたよ』などと言っても、『どのテレビ?イッパイ出ているからなあ』などというぼんやりした答えが返ってくるのであった。

アタシ『まだ、もう少し力がつかないと、売れませんけど、粘れるだけ、あそこで頑張って、画力を上げてゆきたいです』

女将『絵って、人を幸せにするからねー。すごい仕事だよねー』

アタシ『だんごの方がスゴイです。こんなに沢山の人をダンゴだけで幸せにできるんですから、ヨッポド素晴らしいです。』

かどやのダンゴは、ホンモノの餅米だけを使っているので、明日になると、固くなって食べられなくなってしまう。

スーパーなどで売られている、固くならないダンゴなどは、ニセモノということになる。

ホンモノって、力あるわぁ。

千住に来たら、ここでダンゴを食べるべし。キッパリ。

おじゃら画廊のHP

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.