◆◆◆ 232 ★ ポスターを貼って歩く ◆◆◆

2004.11.22

ポスターの個展の日付は23日からになっており、22日に、近所の商店に貼らせて頂く。

ぼんやりとしていたら、4パターンも作っていた。

紙も版もタダなので、アタシは、インク代を負担するだけなのだ。

紙はもらい物なだけあって、雨にぬれるとイマイチであるが、それでも、リト刷りのポスターは、インクジェットと違い、雨に塗れても、色が流れ出てしまうことはない。

裏は節分豆の色刷りのポスターになっていて、全員が、そちらが表だと勘違いしてしまう。

左のポスターは、ピエロが手品をしているところ。猫はアシスタント。

版にいきなり描くので、いつも絵がビミョーに曲がってしまう。

しかも、地図は、よく読めない。

オジャラよ。貼らない方がいいんじゃないのかよ?

それでも、絵の好きな人というのがいるので驚く。

この前だって、ポスターを頼りに見に来てくれたという人がいた。

千住には絵の展覧会をする人が少ないので、この筋のポスターは、好きな人にはとても目を引くものらしい。

フツーの印刷のポスターと比較して、手刷りのボロさが、物凄く目立つというのもある。

それにしたって、遠くから見るものなんだから、もう少し、全体的な構図を考えた方がいいよなあ。

全く散漫なデザインである。

こう考えると、ピカソやミロの、シンプルな絵のポスターデザインが、いかに優れているのかがわかる。

まず、遠目で人に興味を持たせ、近くまで寄ると詳細が見れるという仕組みである。

こちらが初代のポスター。一番初めの作品なので、地図が左右反転してしまう。文字にばかり気をとられて失敗。

地元の人なら解るけど、ちょっと遠い人だと迷うかもなあ。爆。

まあいいか。

近くまで来れば看板などがあるので、きっと辿り着けるとは思う。

千住の画家っていうのは、なんか恥ずかしいよなあ。解り易いけど・・・・。汗。

まだそれ程でもないんだけど、解り易さは大切だ。

アーティストなどと書くと、音楽家なのか、陶芸家なのか、ハタマタ芸能人なのか、全く解らないのである。

アタシが、蒲鉾のマルイシ増英さんにポスターを貼らせてもらっていると、『明日八百屋さんと一緒に行く予定になっているものです』などと、声を掛けてくださったお客さんがいた。

八百屋さんの、油絵展示はかなり効果がある。

フルーツの売り上げに貢献するように、フルーツの絵というのが笑える。(滅多に描かないので)

こちらが英語版。

英語版はかなり品がない。アゴの部分にはカエルの刺青。腕には名前。

オシリには絆創膏である。

オジャラよ。こんなに品のない絵をどうやったら描けるんだよっ。

全くでございます。

しかも、地図の文字はつぶれて、所々英語の文字も反転してしまう。

ポスター作りはおくが深い。

それでも、知りたい人は、なんとか来ると思う。

このポスターは、ほんちょう公園に面した、まつもとやさんの壁に貼らせていただいている。

外人さんは、英語しか読めないので、どんなに頑張っても、英語のMAPがないと、辿り着くことができないのである。

オジャラよ、ポスターの数ばかり多くても、肝心の中身がそれ程じゃないだろう。みたいな。

今回も、三丁目-五丁目にささやかに貼らせて頂いて、告知活動は終了。

まだ、四号越という程でもない。

午後、知人が訪ねてきて、WEBのカットとシンボルマークのデザインを依頼されるので、それを描く。

折角キレイに片付けた机の上は、2時間でこの有様。

マンガも描かなくちゃなんないしなあ。

それよりも、ポスター刷りもしなくちゃならないし。

みたいな。

個展の最中ながら、忙しいムード。

カレンダーの印刷は明日にしよう。散らかるのよ。テーブルの上に敷く新聞も無いし。誰かからもらわないと・・・・。みたいな。

ガラス絵は作るかも。散らからないので。

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