◆◆◆ 230 ★ ガラス絵 ◆◆◆

2004.11.18

ヤフオクで、ポスカなるマーカーを仕入れる。

ラメ入りのキラキラとしたペンである。

その他、シルバーの油性マジックも何本か買う。

ガラスに直接描画するので、キラキラしていると、マットな絵の具とのコントラストが美しいのである。

それから、ステンドグラス用の透明系絵の具というのも買ってみる。

結構投資するアタシ。

先日来てくださった方が、ご好意で小さい水彩を買ってくださったので、そのお金で、新しいガラスカッターを買う。

オイルの入るタイプである。

ハンズ価格2100円。

ハンズが徒歩5分にあると便利やわぁ。今まで新宿まで行っていたとは信じられないぜ。

ガラスを切ったコトの無いアナタには解らないだろうが、ガラスを切るというのは、ある種の技術だと思う。

アタシは、ステンドグラスのお教室というのに通ったことがあって、真っ直ぐは切れる。笑

ガラスを決められた大きさにカットするというのができなくて、この作業は、アタシにはあまり向いてないと初日に思ったっけなあ。

額縁屋のオヤジからもらったガラスを取り出して、ハガキサイズにカットしてゆく。

B5程度のガラスは、良く洗い乾燥させ、これまた、銅板画乾燥用の台に乗せる。

この筋の小さい絵は、ペン画の習作やら雑誌のカットなどのため、日々鍛えているので、失敗しないでサラサラと描ける。

陶器製の額縁は四角が13枚と、楕円が6枚程度ある。

この程度なら、一日でサラサラと作れてしまうのよ。水彩画だって、40枚/一日位描いてしまう日もあるのである。

金が続かないぜ。

どちらにしたって、ガラス絵というのは紙代とか、カンバス代がかからない。

ガラスは額縁屋のオヤジがタダで大量に持ってきてくれたし、更にそれを6枚にカットして使っているのだ。うっひょーっ。大量に作れるぜ。

大体、上の写真の作品にしたって、下絵も無しに、サラサラと描いて、失敗もしないのだから、何枚でも作れてしまうのだ。

今日は12枚ほどのハガキ大のガラスを用意したが、気が付くと6枚程度描いてしまっている。

この絵たちを机の上に並べて、色を乗せてゆくわけだが、アクリル絵の具は乾くのが早いので色の乗せ方などを考えながら色塗りを進めなければならない。

一枚何分で作れるのかは未定だが、いくらで売るかは決定した。

とりあえず、5000円で売ることにする。

油絵は一番小さくても15000円もするので、初心者は悩む額なのである。

5000円程度なら、悩んでも試しに買える金額である。

欲張って、1万円とか、7000円とかで売ることも考えたのだが、5000円が二枚売れれば一万円である。

10枚売れれば五万円になる。

1万円で売りに出して一枚も売れないより、5000円で、10枚売れる方が大切だ。

まだそれ程の作品というワケでもない。

キッチンミナトさんに、個展のポスターを貼らせて頂いて、チラシを置かせてもらう。

それから、久しぶりに絵を差し替えたりもする。

やはり、絵はひび割れていた。

手元にあればカンタンに直せるのだが、手を離れてしまうと、直すのは大変である。

ひび割れる色は、赤と黒と濃いブルーに限られているので、ここの色だけ、何度も塗り重ねてしまえば、時間が経ってもひび割れないはずなのだが、置く場所とかにも左右されてしまう。

その点、ガラス絵はひび割れなくていいと思う。

その日は、日展や、不忍画廊さんの長谷川利行きさんの展覧会を見に行く予定だったので、握り飯がバックの中に入っていた。

しかし、マスターがカキフライをご馳走してくれるというので、ご馳走になってしまう。マスター、ご馳走様。

ボージョレーが解禁になっていた。あそこは毎年、ボージョレーを入荷して短い季節を楽しむのである。

最近は新橋も不景気みたいで、馴染みのお客さんも、どんどんと他の場所に移転したりしてしまうのだそうだ。

『新橋サラリーマン』といえば、サラリーマンの代表みたいな人たちである。

そんな人たちも不景気である。

そんなこんなで、アタシはすっかり自分の作品の展示風景を撮影するのを忘れてしまったのだった。

時々絵を差し替えると、お客さんは気づくらしく、『絵が変わった』などと、スタッフに申し出る。

などと神妙なる報告をしてくれる。

絵というのは、みんな気になっているけど、なかなか切り出せない。

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