◆◆◆ 226 ★ 油絵ラストスパート ◆◆◆

2004.11.12

描きかけの油絵が次々と完成に近づく。

15日までには、全てを終わらせたい。

まあ、終わらないのもあると思うけど、それは、それで、今回は諦めるということである。

個展は、アタシは23日からだと思っていたのだが、21日からとなっている。

自分で計画を立てておいて、すっかり忘れているから怖いわぁ。

そんでもって、ポスターなんかは23日となっているが、気の早い人が21日に来てしまう可能性があるので、とりあえず、15日には、油彩を終了させたいという結果になる。

女の絵は何度も描かれては失敗し、薔薇や抽象画になってゆく。

この絵も、前の個展の前から描いていた作品だが、棚の奥底に隠れていて、昨日救出・加筆されたのだ。

ヒドイ絵だぜ。

一体誰がこれを買うんだよ。

みたいな。

でも、描きたいのよ。

顔というのは、物凄く微妙でね。

薄く微笑んでいるという表情が、なかなか作れないでいる。

それでも、マチスのこの絵が、『最高傑作』なんだから、可能性はあるような気がするんだよね。

差が解らないよ。爆。

全く、マチスやピカソが描くと『傑作』と呼ばれるというのがね。

この前、日曜美術館でマティスの特番を見たけど、あれだよなあ、ここまで来る過程で苦しみがあったとか、苦労があったという話は、今更してもどうしようもないけどなあ。

アタシの場合、いきなり、上の絵からスタートだしなあ。

もう少し『苦労しました。』などと、演技も入れたほうがいいのかなあ。(→しません。キッパリ)

百合の花のフォルムも、オジャラの百合という気がしてきた。

最近は、花も花瓶も白というのに凝っている。

両方白だと、潔いからね。

その分、他の色に深みがないと、絵が安っぽく見えてしまう。

安いんだけどさ。

この絵は、黄色いラインをもう少し明るく入れて、その後細部に入るという工程で完成。

小さい作品だが、存在感はある。

前の百合の方がヨカッタけど。

画面の引き締めというのは、難しいのである。

去年のクリスマス時期にあわてて作った、ツリーの絵も完成。

一部の雪はハート模様。

クリスマスは、恋人たちの季節。

このツリーは、毎年あとりえに飾られることになる。

でも、買いたいという人がいたら売りたい。いくらでも描けるもんなあ。オリジナルデザインだし。

『クリスマスツリーを飾る手間が省けます』みたいな。

ついでに、他の季節用にもう一枚いかがですか?額を共有すれば、一年間楽しめます。

それでも、この絵は、去年の作品と比べ、背景のブルーは、何度も塗り重ねられている。

透明のブルーは、アタシがよく使う色で、いつもパレットに大量に出されている。

そんでもって、よく余らせてしまうので、それを大量に塗り重ねられているのである。

薄いグリーンとのコントラストもよかったと思う。

こちらが、去年の段階。

サインが確かに下手かもなあ。

でも、絵も下手だったからなあ。

釣り合いは取れていたと思うけど。

出来ないことは出来ないので、ムリしないところが、アタシのいいところなんだと思う。

ムリしても、どうせ上手くいかないのよ。

でも、作り続けていれば、技術を手に入れられる日がきて、一旦手に入れた技術は、ずーっと、自分のモノになるわけなのよ。

そこまで、作品を作り続けられるかというのがね、なかなか大変らしいけどね。

その辺のことは、アタシには理解できないということである。

サボテンちゃんも、もうすぐ完成。

完成を待つカンバスはまだ20枚位はあると思う。

あとチョットだったり、サインを入れるだけだったりするが、ムリしないで行こうと思う。

ムリしてサインを入れると、サインの色が濁って、絵が台無しになってしまうからである。

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