◆◆◆ 225 ★ 貧乏なお父さんと、金持ちのお父さんという本の話 ◆◆◆

イイ話だったので、皆様にご紹介。

2004.11.9

腎さんが来た時、 『ダラダラ過ごしているみたいだけど、何してるのよ?』

などと、アタシに突っ込まれると、腎さんは、『本読んでたんです』

という。

オジャラ『へぇー。どんな本?』

腎『貧乏なお父さんと、金持ちのお父さん』っていう本です。

オジャラ『どんな話?』

腎『貧乏なお父さんというのは、何かが起きた時に、「自分にはムリだ」と思うんです。金持ちのお父さんというのは、「どうすればできるのか」を考えて、ムリっぽいことをやり遂げるらしいんです。』

おおっ。

『どうすれば実現可能か?』を考える。ムリっぽいのにだよぉ。

これがマーケティングなのよ。

オジャラの挑戦は、マーケティング的なのよ。

おほほほほ。

オジャラは、サラリーマン時代、イロイロな研修を受けたのだが、その中には、『自己能力開発講座』

というのがあった。

『目標を達成するためには、自分の能力に制限を設けないことが大切だ。自分の能力に、自分で線引きしてしまうと、そこで力がストップしてしまう』

ということを、3日もかけて仕事もせず、講義を聞くという内容だ。

会社もこのことに随分と金を使ったもんだぜ。(全社員履修)

腎さんの読んだ本と、この研修は、全く同じ話なのである。

『どうすればできるのか?』を考える。

たったこれだけのことなのだが、出来ない人が多い。それで金持ちになれるなら、ゼッタイ考えた方がイイぜ。

そうして、金持ちになったシャツ屋の話を思い出す。

彼は、パパに300万円を出資してもらい、大学時代に起業。

『これを好きなように使って、会社を経営してみろ!!』

いやーん。これって、セレブなのぉ?

彼は、最初に中国に渡りかなり痛い思いをしたらしい。

その後イタリアに渡り、ワイシャツの研究をする。そうして、着心地のいいワイシャツなる品のパターンをデザイナーに作らせて、お店を開いた。シャツは大人気で、お店は7店になり、彼は株式会社に会社を拡張する。

20代だぜ。

その後、カツドン屋を開いて、これまた行列の出来る店となり、今度は、輸入家具屋を開くとか言っていた。

アタシがバリ島に居る時に、アタシのサイトを自力で発見し、『これって何かの縁ですかねぇなどといいながら、メールを送ってくる』

シャツ屋『オジャラさん。インドネシアの家具ってどうですかね?』

アタシ『何があっても買っちゃダメよ。』

シャツ屋『どうしてですか?』

アタシ『粗悪だからね。木も安い木は柔らかいし、乾燥不十分だし・・・ウンヌンカンヌン』

みたいな話になる。

アタシ『やるんなら、他の国の家具にした方がイイと思うよ。』

シャツ屋のスゴイ所は、人の意見を聞く能力が高いところである。

彼は、ここぞという人に、質問をする能力が高い。

アタシは、彼と知り合った当時土地の値段の査定をする仕事に関わっており、彼が買いたい土地の値段の調べ方を教えてあげる。

質問されれば、答えることが出来る。

彼はそうやって、いつも人に聞いてばかりいたし、アタシもよく答えていた。

そうして、その時にこういった。

『アナタは運がいい。実行力もある。だけど、一番優れているのは、人の意見を真摯に受け止めて、それを経営に取り入れられる能力が高いことだと思う。これから先、会社が大きくなると、社長は孤独になるからね。

従業員の意見を聞かなくなるし、その事で、事実が見えなくなってしまうかもしれない。だけど、人の意見に耳を傾ける力があって、更にその人に感謝する気持ちがあれば、きっともっと大きくなれると思うよ』と。

それから、芹沢さんという人が、棋士の谷川さんに

『キミは運がいい。でも、運への感謝を忘れると、運は去ってしまうものだよ』

と言ったらしいという話をする。

(→もう何年も前のことなんで、そうじゃなかったかもしれないっすけど、そんな話。)

何でも、感謝を忘れなければ、運が落ちないとかいう話のようだった。

運に感謝するって、どーするんだろうねえ。

『運よ、いつも、オジャラを強運に導いてくれて、ありがとう。感謝します。』

おおっ。これでいいのか。ワリにカンタンだぜ。

あ゛ー。最近、なんだか、その筋の説教臭い話が多くなって嫌になるぜ。

人というのは、全く無責任に、イロイロな意見や感想を述べるものである。

その責任感の無さには、全く呆れ果てるのだが、何かを伝えてくる人というのは、アタシの事や、アタシがしていることを考えて、わざわざ言ってくれているということに他ならない。

たとえば、アタシのサインのデザインが悪い話は、少なくともアート関係者3人から、

『サインをなんとかしろよ』

という助言を受けていた。

驚くべき話だが、3人に同じことを言われるというのは、ヨッポド問題があるんだと思わないわけにはいかなかった。

そんでもって、絵が上手くなるにつれて、多少サインを変えたりもすることにする。

抽象を始めて、作品を、どの位置からも飾れるような抽象的なサインの採用も進める。

アンドレアが四人並んで、乾燥されている。

少しヴィリジャンで画面を引き締めてみた。

アタシ的には、右上が一番いい。

右下も、何とかみれるようになるとは思うが、右上ほど構図が良くない。

左上が本人に一番似ている。

左下の作品は、構図が変だが、力がある。

みたいな出来具合である。

この絵は、物凄く構図が難しくて、なかなか、作品が安定しない。

ので、また描くと思う。

足細めかぁ。

世の中というのは、モデルとは関係無しに、イロイロな注文が存在するので驚かされる。

アトリエは、油絵大量乾燥中で、物凄く臭い。

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