◆◆◆ 201 ★ 公募展に作品を出す ◆◆◆

2004.10.8

初回なので、ムードをチェックするためにも、表参道の公募の場所に持参することにする。

うひょーっ、既に大量。

この数で、アタシの作品が入選することはない。

終了後は、着払いで送ってもらえるみたいであるのでそちらをチョイス。

作品は、一つ一つ、少し大きめのボードに貼られ、裏には、応募表を貼る。

アタシの番号はp24番。

プロ部門の24番目ということのようだ。

プロって少ないのねえ。

アタシも、食えているわけではないので、アマにするべきだったんだろうか?あ゛ーっ。

他の人は、台に貼っていなかったけど、あれでは作品が痛んじゃうんじゃないのかなあ。

うーむ。早くも、隣の人の絵に負けモード・・・。

一応、この公募は、今年と来年は落ちる予定。

再来年辺りの入選を目指す。

アタシの絵には個性があるので、続けて公募して、センセイ方に作品を覚えていただこうという計画である。

アタシの場合イラストの仕事は、バイト程度で、イラストレーターを目指している訳ではないのだが、自分の作品のレベルは、今のところはイラストが一番高い。

油絵は、まだ、完成点数が少なくて、イラストのレベルまで行っていないのである。

ボールペンで描いた素描の電子本は2冊も出しているし、本の挿絵となっている作品もほとんどがイラストである。

スケッチやイラストの描画力が上がると、油彩が物凄く早く、美しく描けるようになる。

私の油彩は、線で縁取られていることが多く、その縁取りの描画というのは、イラストの美しいラインの延長にある。

人物デッサンでは、大きいストロークの練習、書では腕運びと丁寧な線の鍛錬、ボールペンの作品では、構図や、失敗しない線運びの練習を兼ねている。

どの練習も、私の作品の中に生きていると思う。

最近は、ガラスペンでの習作も200枚を越え、同じような絵がいくつもあるのだが、中には飾れる作品もある。

ガラスペンによる描画というのは、ボールペンでの描画で失敗しなくなったので、初めて進んでゆける世界である。

こういう習作を繰り返すことで、描きたい絵が、いつでも描けるようになってくる。

アタシの絵は、まだ、世の中に存在しないモノを描く能力が弱いので、そういう絵が描けるように、モチーフの練習もしたいなと思う。

写実から離れた作品というのは、存在するモチーフと、存在しないモチーフのコラボレーションである。

もしくは、存在しないモチーフだけで組み立てられた作品のことである。

絵本や、著名イラストレーターの作品というのは、幻想的なムードの、高いレベルの作品ばかりである。

それでも、キチっと絵が描ける人と、キチっとかけない人との作品の差は明確に解る。

それくらい、作品の完成度というのは、シビアなものなのである。

私が、ペンによる作品作りにこだわるのは、WEB上で展示したときに、一番実物に近い形で再現できる作品群だからということもある。

WEB上では、どの絵も小さく縮小され、色も多少コントラストを強められて展示されている。

それでも、実物とは似て非なる作品なのだ。

この絵も、もっと大きいのだが、実物は、手にとって、ゆっくりと見入ってしまうような魅力がある。

印刷物には無い作品の持つ『力』なのだと思う。

ペン画は、まだ200枚位しか描いていないので、あと800枚は描き進みたい。

200枚と1000枚の実力差は歴然だ。

結果となって、紙の上に写し出されてゆく上達振りには、アタシ以外の人も超ビックリ。

ピカソが、日本人画家に向かって、『一万枚描いたら、君も画家になれるよ』とアドヴァイスしたのは、まんざら、ウソでも無いような気がしてくるぜ。

10.9

今日は、強い台風が来ていて、アトリエの看板類などを玄関に収納し自宅待機。

あそこは崩壊する可能性がいつもある。汗。

そうして、そのあと、明日・明後日に行われる、A−フェスタ(足立区民祭り)で配布する、個展のチラシを作成する。

大きい紙にスケッチしていると、人が集まってくるので、その人たちに宣伝するためである。(ガキ多し)

チラシは最初、プリントゴッコで作ったのだが、久しぶりに作ったこともあり、版作りに失敗。

電球はもうないし、ニードルやマニキュアも全てアトリエにあるので、手で描画というワケにもいかない。

原稿は、パソコンで作っているので、結局それをインクジェットプリンタで印刷することにする。

はぁ。何でプリントゴッコを使おうなんて思い立ったんだろう?(材料余)

どちらにしたって、紙は、印刷屋のオヤジが大量に提供してくれる。

しかも、カット済み。

ハガキサイズよりも、少し細長だが、A4用紙をカットする手間を考えると、圧倒的にこちらに直接印刷する方が早い。

変形サイズなので中央に印刷できないのが何であるが、インクジェットのインク代だけで作れるのであれば、とりあえず、これでいいかみたいな。

墨版だけでプリントすると、印刷コストは物凄く安い。

いくらか計算したいのだが、一枚2円とか、1円程度で印刷できている感じ。コピーしてカットするよりも安いぜ。

しかも、ケッコウイイ紙だったりする。^^

左側がプリントゴッコ。

右側があとりえの地図付きチラシ。(両面)

そんでもって、やっぱ写真付きのDMは作ろうかなと、ネットで調べてみる。

1000枚5250円かぁ。

また安くなっているぜ。

自分でデザイン・データ入稿できると安く済むわぁ。

それにしたって、そんなんで儲かるのかしらねぇ。

どっちにしたって、ポストカードにどの絵を使うのかというのがもっと重要よねえ。

作るなら、もうそろそろ完成していると、配れて便利なんだけどね。

180gコート紙、両面フルカラーかぁ。

どの位の厚さなのか不明。常識的に考えると、フツーもう少し厚い紙に印刷するような気がするのよね。

このチラシは、また八百屋さんに置いてもらうことにしよう。

そうして、絵の方が心配よねえ。

今回は、プーケットにも行かないから、水彩画の点数も少ないし、版画は注文の刷りが忙しくて新作作れないし。はぁ。

新作銅版画、あと10枚位は作りたいわぁ。

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